今動かなければ今日で最後かもしれない、そんな日に
いつもあなたから話しかけてくれるから
自分は渋々付き合っているだけだから
こっちから行かなくても向こうから、、
そんな無駄な意地を張ってしまうのを、また今日もやめられない
きっと、怖いから
少しでも自分の気持ちを否定されてしまったら、なんて
人に囲まれて笑顔を見せているあなたに「また会いましょう」なんて言う資格は自分にはないけれど、せめて遠くから想わせて
〈また会いましょう〉
「雪といえば最初に何を思い浮かべる?」
そんな疑問に「スノードーム」と答えたあなたに、
でも小さい頃から雪遊びへの憧れはあったと寂しそうに笑うあなたに、
雪の思い出をたくさんプレゼントしたい。
今年も、来年も、その先も。
思い出がありすぎて雪のイメージをひとつに選べなくなるくらいに。
〈雪〉
街でオシャレなカフェを見つけた時、
テレビで知らない場所の特集を見た時、
いつもより少し料理が美味しくできた時、
ふとした瞬間に君と一緒に行きたい、食べたいと思えるのってどれだけ幸せなことなんだろう。
〈君と一緒に〉
「どれがいいと思う?」
「普段こんなオシャレなとこ来ないんでよくわかんないですけど、、」
「いいからいいから!」
「じゃあ、これとか。似合いそうですし」
色とりどりのものが並んだ雑貨屋で、慣れない雰囲気にそわそわしている君が選んでくれたキャンドル。
自分の好みとかじゃなくて、当たり前のように似合うかどうかで選んでくれたのが嬉しくて嬉しくて。
ゆらめく炎を見つめているうちに諦めようと決心した心が揺らいでいく。
せめてこのキャンドルが消えて無くなるまでは想い続けていてもいいかな。
〈キャンドル〉
「なんでいつも写真ばっか撮ってるんですか」
いつかそんな言葉を君が呟いていた気がする。
昔の自分は勉強ばっかりで友達もいなくて。
でも、変わりたくて努力して。
だから、いろんな人と笑いあっていられる奇跡みたいな今を忘れないように。いつでも思い出せるように。
でもね、
君といる時間は写真なんか撮るのも忘れちゃうくらい楽しくて幸せで。
いつのまにか写真には残っていないたくさんの想い出を、君と創ってこられたみたい。
〈たくさんの想い出〉