11/22/2025, 12:42:04 AM
夢の断片
鍋の中のはんぺん
つつき合う感覚は鈍い
鮮明なのは君の笑った顔
目覚ましが鳴るまで続いたって
私は起きたら手榴弾を投げる
涙を前にして短パン
11/13/2025, 3:18:24 AM
心の迷路ヨーイ ドン
あっちに行けばいいよとか
こっちは行き止まりだとか
急げとか
声がうるさい
全部信じて進み続けたけど
見当たらないゴール
こんな紙切れの上で
何してんだ、と破り捨てた
声も聞こえないし迷うこともない!
せいぜいしたな
でも少し寂しくて。
11/10/2025, 11:51:42 AM
寂しくて都会の喧騒が心地良いと思う
午前1時 星を数えても2つだけ
なんて退屈な夜空だと思う
でもみんなはこの星にも気づいていないから
もっと寂しい人だと思う
わたしはこの空と同じだと思う
だからわたしはここにいるべきじゃないのに
家の中は空っぽのたまご
割れそうで帰りたくない
空っぽのたまご
即ち寂しくて憂鬱
11/9/2025, 11:28:04 AM
心の境界線が引けなくて
太陽とともには起き上がれない
ダウンロード、キャパオーバーの昼
知っている顔のどれもが怖くなる夜
どれだけ自分を塞いでも
電波は私の体をつたって侵入するから
干渉のノイズが煩い
壊れた遮断機はさらに波で打たれるから
ゴミまで押し寄せる
この世界にゴールなんてなくて
繰り返し見るのは逃げる夢だ
私は錠剤と泣く。
11/8/2025, 11:44:09 PM
透明な羽根がついているらしい
私には見えないのに
私についている
嘘みたいな羽根
しかし
動く、動け、動きます
この地に足つけて
スノーボードのスピード
浮いてるあいだだけ見てるお前らに
ああどうして
キラキラ照り返す雪で白い息も見えない
こんな、こんな、こんな日の雨にさらに濡れる
笑止。