贈り物を貰つた時
人は
どういう顔をするのだろうか
そう考えながら
私はあても無く
彷徨つているのだ
君ならきつと
恐らく君なら
喜んでくれるのだろう
中身がなんであつても
例えそれが
嫌いな物であっても
そう考えて
敢えてこれを選ぶ私は
悪人だろうか
最低だろうか
私を嫌いになっては
くれないのだろうか
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君との一番の日に
私がそれを渡すと
君は直ぐにそれを開いて
そして一瞬
驚いた顔をした
さあ嫌え私を嫌え
私を嫌いになってくれ
でもすぐに君は
優しく笑つて
ありがとうと言つて
私の事を
そつと抱きしめた
どうして
どうして、と
黒く青く
そして赤い
涙が一筋
零れ落ちた
題材【贈り物の中身】より
活気に溢れる昼の街を 多くの人が行き交っているが
私と君は、街中を歩く ただの「カップル」で良い。
クリスマスの日に二人 至極幸せな時間を過ごしたが
その日が二人にとって 特別な日にならずとも良い。
ただ私はこうして君と 可笑しく笑って居たいのだ。
ただ私はこうして君と くだらない日を過ごしたい。
君と私の二人で笑って
何かを求めるでも無く
ただ常に平凡で幸せな
物語(エピソード)を
君と紡ぎたいだけなのだ。
題材【君と紡ぐ物語】より
スペース確保です
題材【失われた響き】より
①
夜の間の 心も知らず 朝霜を
無邪気に折った 君の足跡
②
実にひんやりとした朝だつた
張り詰めている冷たい空気が
佇む私の頬を撫でて行く様に
私の雪より冷えた心に触れて
乾いた音を立てて氷つて行く
覚めた様な白い色をした霧は
木々に残っている葉を割いて
澄んだ空の冷ややかな青色は
下の人々の心に容赦なく入る
実にひんやりとした朝だった
題材【霜降る朝】より
吸って吐いて 吸って吐いて
息苦しい
どうやって呼吸をしろと言うのだろう
心に泥の様な鬱憤が、黒ずんだ疲労が
重苦しく黒く溜まっているというのに
如何しても苦しい
抜ける事の出来ない、底なし沼の中で
一体どうやって呼吸をしろと言うのか
息を吸えば
泥沼には黒い不透明な泡がざわざわと
息を吐けば
喉の奥から泥が逆流して来そうになる
この苦しさ
どうやって呼吸をしろと言うのだろう
題材【心の深呼吸】