ミキミヤ

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3/15/2025, 5:53:13 AM

ずっと、欠けた感覚があった。何をしても満たされない空虚感を抱え続けてきた。それがあの日、君に出会った瞬間に、消えた。

引っ越しの挨拶に来た君を見て、私は衝撃を受けた。初めましてのはずなのに、懐かしい感じがして、胸があったかくなって、欠けた部分が埋まる感じがした。
君もそうだったのかな。目を見開いて私を見た君は、次の瞬間にはほほ笑んで、私に右手を差し出した。私はその手をとって、握手した。お互いに名乗りあって、よろしくってあいさつして。それ以来、私達は四六時中一緒にいるようになった。

君と一緒なら、満たされた。
私はきっと、君を探してここまで生きてきたのだと思った。

隣を歩く君の手をきゅっと握る。君は優しい目で私を見て、そっと握り返してくれる。それだけで私は、この上なく幸せなのだ。

3/14/2025, 7:45:10 AM

風が吹く。髪がなびく。肌に風を感じる。目に見えないのに、風の存在を感じて、そこを吹き過ぎていったことが分かる。
目に見えない透明なものでも、私達は知覚できる。それができる感覚が備わっている。この世界で起こった些細なことにも気づける力がある。
生きていたら当たり前で何でもないことかもしれないけれど、私には、それが素敵で奇跡的なことだと思わずにはいられないのだ。

3/13/2025, 7:28:26 AM

「本日はご来場いただき、誠に、ありがとうございました!!!」

舞台の上で横並びになって、キャスト一同手を取り合い、お客様へ向かって一斉に一礼する。
舞台の大千穐楽。稽古期間も含めて、長い時間付き合ってきた役とも、これでお別れだ。
俺はまた別の舞台で、違う役に身を包む。

役者の仕事は、終わりとはじまりの繰り返しだ。
1つの舞台で1つの役の人生を一生懸命生きて、その幕が閉じれば、また、違う役の人生を生きる。
俺は俺であり続けながら、新生し続けている。

終わり、また初まる、この生き方が、俺は好きだ。

3/11/2025, 4:00:36 PM

わたしはこの星の一部で
この星は銀河の一部で
銀河は宇宙の一部で
宇宙は果てしなく広がっている

果てしない広がりの中
たったひとりの小さなわたし
悩んで泣いて喜んで笑って
たったひとりの煌めくわたし

3/11/2025, 9:55:47 AM

願いが1つ叶うならば 後日書きます

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