四片

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2/8/2024, 8:59:51 AM

〝どこにも書けないこと〟

母さんが好き、父さんが好き、兄ちゃんが好き。
伝えたいけれど、伝えられない。
何かに書いて想いを消化したいけれど、
この想いは、恥ずかしくってどこにも書けないことだ。
だから、ちょっとした行動で伝えよう。
胸に秘めておくには、少しもったいないから。

2/7/2024, 8:15:34 AM

〝時計の針〟

真夜中、いつもは寝静まっているはずの部屋に、
紙の音が鳴る。
時間を考えるとやめるべきだが、
体が欲しているのだろうか。
やめられない、止まらない。
…マンガは麻薬なのか?
やばい。
深夜テンションで頭までおかしくなってきた。
時計の針だけが、正常に動いている。

2/5/2024, 2:21:20 PM

〝溢れる気持ち〟

私は、ずっと弟の影にいた。
才能も無いのに出しゃばる事もできず、
ずっと自分を押し殺してきた。
けれど、弟は家を出た。
残った私は、どうすればいいのだろう。
溢れる気持ちに、身を任せてしまおうか。
まあ、そんなものは私にはないのだけれど。
私は、意志の無いただの人形。
どうせなら、せめて、誰かのために操られたい。
それで、本当の私が二度と分からなくなっても。

2/5/2024, 9:59:53 AM

〝Kiss〟

キスって言葉は知っている。
だけど、
したこともないし、したいとも思っていなかった。
なのに、あなたを一目見た時から、
不思議とあなたに触れたくなった。
聞いてもいいかな。
恥ずかしいから、小さく、速く、英語で。
「Is it okay if I kiss you?」

2/4/2024, 5:36:53 AM

〝1000年先も〟

長く残る家を作りたい。
長く愛される家を作りたい。
そう言っていた父はもういないけれど、
家は残っている。
1000年先も、父の遺したのもは確かにあるんだ。

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