〝溢れる気持ち〟私は、ずっと弟の影にいた。才能も無いのに出しゃばる事もできず、ずっと自分を押し殺してきた。けれど、弟は家を出た。残った私は、どうすればいいのだろう。溢れる気持ちに、身を任せてしまおうか。まあ、そんなものは私にはないのだけれど。私は、意志の無いただの人形。どうせなら、せめて、誰かのために操られたい。それで、本当の私が二度と分からなくなっても。
2/5/2024, 2:21:20 PM