2/5/2026, 1:17:34 PM
溢れる気持ち
彼女と出会ってはじめて、私は自分の心に容量があることを知った。
知らず知らずのうちにいっぱいになった気持ちが、じわりじわりと外側へ溢れ出しそうになっている。
私はこれから、どうやって彼女に接すればよいのだろうか。
そんなことを考えていたら、勝手に涙が滲んできた。
誰にも見られてはいないのに、なんだか恥ずかしくなって、どぶんと頭まで浴槽に沈み込む。溢れたお湯が、床を滑って排水口に流されていく。そして浴室の平穏は守られる。
私の心にも排水口があればよかったのに。
このままではいつか、行き場を失って堰き止められた感情のなかに溺れてしまいそうだ。
2/4/2026, 1:48:27 PM
いまどきラブレターなんて、きっとあなたはびっくりするだろう。
だけど、この気持ちを直接伝える勇気はどうしても私には出せなかった。LINEでさえも近すぎる。今、手に持っている一枚の手紙だって、なんどもなんども書き直した。
私の臆病な恋心は、無事にあなたに届くだろうか。
小さな切手を慎重につまみ上げて、祈るように唇で軽く触れる。
そっと舐めた舌先に、ほんのりと甘い糊の味が広がった。
kiss