「大丈夫だよ」
「なんとかなるよ」
「悩んでたってしょうがない」
見せかけの優しさなんていらない
私は“今”解決する方法が欲しいの
「時間薬」なんていつまでかかるかわからないもの
私には必要ない
同情するなら
今問題を解決してほしい
そんなの無理だって
結局時間しか解決しないなんてこともわかってるけど
だからこそ
私の気持ちを逆なでするような優しさなんていらない
/8/11『やさしさなんて』
鳥のように
翼を広げて空を飛べたら
どれだけいいだろう
病院のベッドから窓の外を見て考える
あの電柱から電柱まで飛べたなら
どれだけの風を感じられるだろう
外にも出られない僕は
それだけで幸せに思うだろう
窓を開けて入ってくる
ささやかな風だけでは
僕はもう満足できない
/8/10『風を感じて』
※暗い話
がくん、と足元がなくなった気がした。
気がしただけで、それは夢だったけれど。
はっと目を覚ました時には、地に足が着いているどころか、布団に体が横たわっていた。
(なんだ、夢か)
唐突に空を踏むあの感覚は、階段を踏みそこねたのを強くしたものに似ている。
(失敗した、失敗した。ひと休みのつもりが寝てしまうなんて)
起き上がって準備をして、階段を登っていく。
屋上の扉を開けると、ビル風が襲ってきた。
「さ、本番だ。」
失敗は許されない。
胸いっぱいに空気を吸い込んで、空を踏み抜いた。
/8/9『夢じゃない』
針の指すまま進めたらどんなに楽だろう?
僕の中の航海士は、
このまま進めと言っている。
しかし、現実はそうもいかない。
無理矢理にでも針路を変えなければ
ままならないこともたくさんある
だけど気持ちだけ
僕が思うこの気持ちだけは
誰にも針路を変えさせたくない
まっすぐに進め
/8/8『心の羅針盤』
楽しい時間
嬉しい感情
ぼくを喜ばせてくれる時間は
あっという間に過ぎていく
早くまた会いに来てくれないかなぁ
/8/7『またね』
「泡になりたい」わけではないけれど
この想いが叶わないくらいなら
彼女のように泡になっても構わない
/8/6『泡になりたい』