もう二度と
も もう少しだけ
う 兎を待とう。
に 二度目の幸運が
転がり込んでくるのを。
ど どうしてないと言えるだろう?
と 鳥がねぐらに帰ってゆく。
日が暮れる。
童謡「待ちぼうけ」より
23:45 ラスト変更しました(_ _)
雲り
く くまのぬいぐるみが本棚に
窮屈そうに挟まっていた。
ふらりと立ち寄った本屋。
ぬいぐるみは書店名の入った
腕章をつけている。店員のつもり
なのだろうか。あはは。
も もっと広くしてあげたいな。
でも本を抜き取ったところで、
他の棚にも本がぎっしり詰まって
いるので置く場所がない。
…………広くするには
本を買えってことなのか!?
り 「立派に店員やってるなあ、こいつ」
くま店員をつっつく。
それに比べて今の自分は、本を買う
金もない、しがない無職の元販売員
だ……。
私はため息をついた。ため息は雲に
なり、私の心をおおっていく。
いけない、いけない。私は雲を追い
払うように頭を振って、「次来た
ときは挟まれ状態から助け出して
やるからな」とくま店員に約束する。
bye bye...
BとY E...ビスケット 並べてる
最終回の サクサクほろり
君と見た景色
き 君は綺麗好きで
み ミニマリストだという。
と とんでもない有様の僕の汚部屋が
み 見事さっぱり片付いて何もない。
た 頼んだ訳じゃないのに、
気が利く彼女だと感心した。部屋の
け 景色は引っ越してすぐの頃
みたいだ。
し しかし、財布が見当たらない。
預金通帳もない。
き 君と何故か連絡がつかない。
5-3きのこ🍄さんへ
私の名前が書いてあってビビった(汗)
面白いともつまらんとも誰からも言われたことないので(コメント欄ないし)、楽しんで読んでもらえてうれしいです。ありがとう!
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手を繋いで
て 手
を を握られて、ドキッとした。
つ つい出来心だったのだ。
な 「何も盗ってないよ」
俺はとぼける。
い 「いいからバッグの中を見せなさい」
女は有無を言わさぬ口調だ。
で 出てきたのは、唐揚げ弁当、
ポテトサラダにカレーパン、
シュークリームが2個に
カップ麺が3個、競馬雑誌。
あきれたように女は溜息をつくと
「私が払う」とレジに向かう。
……何だ、この展開は?