3/15/2024, 2:53:25 PM
爆ぜたそれらは数知れず、
人智を超越する未知の塵。
虚ろの闇を煌々と照らす、
彼方で溢れる数多の彩り。
原子から始まった初代星、
那由多を経て散った衆星。
我らは地の上に立つ個の一つ。
星もまた果てるまで齢を重ねる。
遍く輝く光の斑点に、人々は線を引いた。
そうして様々な印が作られていった。
古来にてそれらは、口伝などをもとにしたもの。
ある方では物語から、またある方では忌避から付けられた。
祖たちはそうして豊かに肉付けをし、証を残して旅立った。
我らは魅入っている。
全天に覆われた世界から眺める無限の宙(そら)に。
隔たりを越える輝かしさを放つ、あの向こう側に。
技術を以てしてどれだけ飛翔しても辿り着けない。
だからこそ、我らは神秘を見出すのだ。
溢れんばかりの、その未知の美を。
【星が溢れる】
3/13/2024, 11:29:32 AM
貴方との変わらない日々が、
誰にも奪えない私との思い出。
【ずっと隣で】
3/12/2024, 11:29:34 PM
識る者は苦を数多に、識らぬ者は楽を覚える。
苦楽とは心を無と個とで揺さぶり、生き方を変質させる。
一度に浸かれば深みに沈み、しかしその気があらば這い上がることができるのも識るということ。
問題は、どうやって覚えるかだ。
【もっと知りたい】
2/27/2024, 12:28:49 AM
僕から去って幾星霜。
報せも噂も風にも来ず。
思い出に塗れたかつての頃。
少しでもいいからもう一度。
【君は今】
1/23/2024, 11:21:25 PM
叶うこと能わず。
触ること能わず。
なのになぜ、思い出してしまうのだろう。
二度とないのに、あのひとときが恋しい。
これが、夢というものなのか。
不思議と受け入れてしまうものだ。
【こんな夢を見た】