数枚のブランケット 1番楽な服で
時間は夜がいいだろう
もしかしたら、その日は満月かもしれない。
スマホはつけないで
しーっと人差し指は不思議を守る
私だけの秘密基地
子どもの時をおもいだす。
ちょっとの恐怖と大人に作った秘密
さぁ、なにをしようか?
#狭い部屋
ちょっとは期待していいのかな?なんて…
桜舞う今どき珍しい裏校舎
彼のきょとんとした顔さえも愛しく思う気持ちが
すぐに消せないとわかってる
大丈夫。今日までに繰り返した予行演習は完璧だから
女はね。相手の気持ちが1番なの。
たとえ、自分が幸せでなくとも
女はね。かっこよく、可愛くみせたいの
その努力にかける想いさえあなたのものだよと叫ぶから
「…ずっと好きでした」
たとえ、隣が私の居場所じゃなくても
最後は最高の笑顔をあなたにあげる
#失恋
正直に生きたい
でも、無理だよね。
だって、この世界は嘘でまみれてる
嘘をつくほうが正解だってみんな言うの
興味ないな それで?それで?
嫌いなのに 私も好き
なんとも思わない 嬉しいな
だからね。嘘に正直であるんだよ
そうすれば、ほら。息しやすい
#正直
なにから?
それはゆっくりと私を急き立てる
嫌だ。
逃げなきゃ、逃げないとやつがくる
怖くて恐くて
転びそうになっても立ち止まりそうになっても
いかなきゃ
やつがくる
不安(やつ)がくるから
#ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
実は辛いものが好きなんだ。
甘党の君に隠れてこっそり食べてた
始めてのデートは水族館
2人で考えたプランは最後まで楽しかった
雨の日
嘘をついてまでした相合傘
たくさんたくさん、喧嘩もしたね
意地を張って、最後におれてくれるのは君だっけ?
ねぇ、ほんとはほんとうは…
君の口から紡がれる愛を愛してた
だからね。
「ごめんね。愛してごめんね。ありがとう」
『…そこは貫き、とおせよ…』
#「ごめんね」