世界の終わりに君と
明日 世界が終わるって
地球最後の日だって聞いて
迷わず君のもとに駆けつけた
本当はそんな資格なんて
無いのかもしれないけど
それでも一緒にいたいのは
君だった 君しかいないんだよ
あと1日 無くした時間を
空白の日々を照らしてくれた
君と一緒に。
最悪
やっぱり私がGOATだ
世界を逆さから見て、涙ぐむ
史上最悪の山羊紛い
願うは皆んなのしあわせで
そんな欲張りな私から
神は足を奪った 大地を奪った
歩むことがどんなに有難いことだったか
その大切さを知らしめるために
自ら生贄になったのか されたのか
もう何もかも忘れてしまった…
…なんて、本当は全て覚えてる
嫌になるくらい覚えている
いつかまた夢や希望で溢れる日が
そんな世界がこの目に映るまで
真っ白な大地を歩んで行こう
がんばれ 私。
誰にも言えない秘密
それは遠い過去の部室のロッカーに。
まだ青いみかんのようなそれは
甘酸っぱくて
くすぐったくて
どこか爽やかで…
私だけが知る秘密の患いです。
狭い部屋
四角い真っ白な部屋らしき所に
ひとりぽつんと立っていた
天井は見上げれば目の前に
壁は大股一歩あるかないかのところに迫っている
音は…
耳鳴りのような高音が微かに聞こえる
気がおかしくなりそうだったので
しゃがんで膝を抱えた
どっと疲れが来てお尻もついた
ついでに目を閉じて頭もうなだれた…
ああ、ひとりになれた…
けれど思っていた現実と違う。
本当はだだっ広い野原でひとりで大の字になりたかった。
風に吹かれて、鳥や虫の鳴き声を聞きながら、背負ったすべてを解き放ちたかったんだ…。
だけど今、僕がいるのは……
右の目から雫が落ちた。
今僕がいるのは、閉じ込めた僕自身を戒めるための部屋だ、きっと。ドアも窓もないけれど、出口は僕しか知らない…そんな気がする。
まだ探す気にはならないけれど、この事実を、少しずつ受け入れたいとは思った。
途轍もなく悲しいけれど、そういうことなんだろうと思った。
失恋
さようなら 大好きだった人
ありがとう 愛していた人
もうきっと一人でも歩けるから
手を離しても大丈夫
貴方の幸せを願って、
終わりにします。
ありがとう さようなら 。