夢が醒める前に
ひとつだけ伝えさせて
君の寝息、寝顔、情。
すべてが愛おしい
誰よりも愛しているから。
夢から醒めた後も
これだけは伝えさせて
起きた時の表情、声色、仕草。
全てが愛おしい
誰よりも愛しているから。
3/20 「夢が醒める前に」 8
許せない、遣る瀬ない
不機嫌な大人に不満を覚える子ども
不安に襲われ、不眠症になり
不規則な生活に悲鳴をあげる
不器用だろうが 不細工だろうが
私自身、一人の人間である
人というものは不思議だ
これは、不の連鎖である。
3/18 「不条理」 8
教えて、貴方のこと。
好きな食べ物、好きな色
お酒に強いのか、弱いのか
言われて嬉しいこと
言われて辛いこと
正直、見透かすことは容易である。
わかりやすい、そんな貴女だから。
でももう少し、研究が必要なのかも。
貴方のすべてを知るまで。
3/12 「もっと知りたい」 8
怯えた顔で、震えながら見つめてくる。
最中、僕にしがみ付く手が震えている。
最近の様子が、あまりにもおかしい
まるで、僕ではない別の誰か
もしくは、別の「なにか」
を感じているのではないか
彼女の過去を、僕は知っている。
だから、触れる時も優しく。
なのに
翌朝、彼女の耳の淵には無数の歯型があった。
「痛かったんだから」
そう呟く彼女を、見ていられなかった。
僕の身体なのに、僕じゃないみたいで。
彼女を支配したい欲に塗れて
そんな自分が嫌で仕方がなくて。
消えたくなる、
いや、誰かが僕の存在を消そうとしている。
今の彼女を守れるのは僕しかいない。
だから、どうか、気を強く持って。
3/1「欲望」8
目的のない旅
行先のない旅
只管歩く旅
人の温かみを感じる旅
たまには何も考えない、
そんな旅もいいのかもしれない。
2026年 2月11日・2月12日
ちょっとした幸せを噛み締めた、独り旅
優しさをくれたあの人が、幸せでいられますように。
2/28 「遠くの街へ」 8