8

Open App
11/17/2025, 7:38:52 PM

冬の訪れを感じさせるようなひと。

初雪が舞った瞬間を思い出させるようなひと。


明るくて、
表情も、声も、コロコロ変わる。
そんなところが、愛おしい。

ねえ、冬苦手でしょ?

といいながら、手指を絡めて

今までにない表情をする彼。


真っ白な世界へ、
一歩踏み出した瞬間のような心地。

貴方がわたしを想うほど、暖かくなるんだよ

そんなことを言うと、
わかりやすく顔に出る彼

雪とは対照的な、紅色

綺麗。とつい、口に出してしまう
顔を隠す君。

ぜんぶ、見透かされてるのに。

そんなところも、愛おしい。

貴方がわたしを想うほど、気持ちが昂るんだよ


雪解けの瞬間を思い出させるようなひと。

春の訪れを感じさせるようなひと。

11/17「冬へ」8

11/16/2025, 1:22:29 AM

眩しすぎて目が眩むほどの光

酔ってしまうほどの光

煌びやかに輝く光


ぼーっと、眺めていられる。

どのくらい座っていたのだろう

隣にいる君は、寝息を立てている

ついその呼吸に合わせて、
自分も呼吸をする
木々も、葉も。

心拍数が上がってゆく
君が、何かを語りかけている


ずっとそばにいるから。

温もり感じる秋の夕暮れ
指を搦めて目を閉じる


11/15「木漏れ日の跡」8

11/14/2025, 1:29:03 PM

ゆびきりげんまん。


遡って甦る、夏の記憶

指先むすんで微笑む君の横顔


約束、守らないとね。


10年後にまたここで逢おうって


あの時言えなかったこと。




約束、守りに来たよ


今度こそ、離さない。

11/14「ささやかな約束」8


11/13/2025, 11:50:48 AM

祈り。


逢いたい、あわよくば、
わたしのものに、なってほしい、
そんな、現実味のないことまで。

あの日撮った写真。

あなたの表情、ことば、仕草
この一枚だけで、鮮明に思い出せる

きっと貴方は、
この写真を見返すこともないのだろう
でも、確かにそこには、

愛はあった
情もあった
幸せもあった


だから、今日も祈る

同じ場所で生きてるんだから
少しでも私のこと、考えてよ。


あ、いつもの、音。

彼だ。

11/13「祈りの果て」8

11/12/2025, 11:31:02 AM

まよい、すすんで、またまよう。


ぐるぐると、ひたすら続く道

息を潜めて、気配を隠して。


行き止まりだ


まよい、すすんで、またまよう。


どきどきと、高鳴る鼓動

ここにいるよ、というかのように。


まだ、まよう。


どうしてそんなに自信がないの?
どうしてそんなに迷い続けるの?


聲がする方向に、ひたすら進む。

たしかに、聞こえた。


わたしを導いてくれた、ひとすじの光。

11/12「心の迷路」8

Next