NoName

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9/29/2023, 4:32:05 PM

静寂に包まれた部屋
ペラ、ペラとページを捲る音に
時たまにお茶を啜る音、
そんな静寂の中で息をする。
窓の外からは、鳥の声や、行き交う子どもの声、
葉崩れの音に、かわるがわる天気の音。
静寂の中でこそ、音は際立つ。

9/28/2023, 4:32:14 PM

別れ際に
あなたに拒絶され、全てに絶望を感じた
真っ暗闇の底のないどこかに堕ちいくような…
色あざかな世界が白黒に塗りつぶされるかのような…
全ての音が遠のき、もう何も聞こえない…
もうその場にとどまること自体が辛くなった。
部屋を出ようと歩みを始めた時、
不意に、振り返り、
一言「さようなら」。
また歩みを進めようとすると
突如後ろから温かいものに包まれる。
それがあなたの腕の中だと理解すると小さく
「ごめん。」

9/27/2023, 2:59:32 PM

通り雨
雨を被り、雨宿り
一緒にいるのは猫と鳥。
少し寒いとおっもった時、
隣人が寄り添う、
分け合う熱、暖か…
雨が通り過ぎ、晴れ間がなる。
美しい虹と飛びだっていく隣人…
少し寂しくなったのは、秘密。
通り雨、表も裏も、表裏一体。
交わることのないものが交わる
ほんのひと時の、優しい時間。

9/26/2023, 1:06:01 PM


木々が葉を落とし、
動物たちが冬籠の準備に勤しむ。
魚たちは卵植え付け、
花たちは徐々に枯れていく。

秋はみのりの季節。
夏が過ぎ涼しくなり
昼間の活動がしやすくなる。
冬の前のほんのひと時の安らぐ時間。
ほんの少しの侘しさを感じるそんな季節。
鮮やかな緑たちが色を失い始め、
やがて、冬になる
そんな季節

9/25/2023, 2:17:01 PM

窓から見える景色
晴れ渡る空には羽ばたく鳥たち。
曇り空には地上の緑とのコントラスト。
雨が降り頻る空は誰かの代わりに涙を流す。
朝ぼらけの空にはパレットの絵の具が散りばめられ、
お昼の空は海の色が眩しい。
夕方の空は侘しさを思わせる橙が、
夜空には白い光を放つ星とどこまでも深い夜の色。
地上は春夏秋冬が周りその虚げな雰囲気が少し悲しい
春には色が溢れ、
夏には緑、
秋は茶色、オレンジ、
冬には色をなくし、全てが白に戻る。
家に着いている窓。
その窓から見えるもの多種多様で目が離せないほど心地よい。
では、心の窓は?
どうなのだろう。 
もう一度振り返って…

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