やるせ無い気持ち。
時たまに、どこに向けていいか、
消化しきれない気持ちになる時がある。
そういう時どうすればいいのだろう?
いつもふと思う。
海へ
母なる海へ帰りたいと願う。
水に入り目を閉じる。
水と、海と一体になった感覚がする。
そんな、自分が自分でなくなる
そんなことありませんか?
私はよくあります。
いっそのこと、このまま消えたいと思うことが、
水や、風のように自由に…
どこまでも行きたいと…
海で全てが生まれ、そして最後に流れ着く場所。
そんな海へ一刻も早く帰りたいと思うのは間違いなのだろうか?
そんなの答えはわかり切っているのに。
そんなことは自分でもよくわかっている。
けれど、人の社会に嫌気がさしかけている自分には、
勇逸自分を解放してくれる場所に思う。
いつも頭に響く。
「誰か、助けて」と
いつ自分で自分の時を止めてしまう前に、
周りの人たちを悲しませる前に…
母なる海へ帰る前にどうかと…
そんな声が、感情が溢れてくるんだ。
裏返し
表面上見えているものが全て正しいとは限らない。
多くの場合、
人は輪から外れないために仮面をつける。
友好を築くために、輪を乱さないように。
それは時に人を欺く行為かもしれない。
しかし、それが誰か一人を除外して、差別するものでないのなら、
私はそれも一つのコミュニケーション力だと思う。
私たち人間は一人では生きられないようにできている。
他の動植物と比べても、弱い生き物である。
それを補うための手段も考える力もある。
けれどそれを他者を蔑み、死へ追いやることが正しいとは思わない。
だから、社会で生きている子供も大人も、
知らなければならないと思う。
たとえ何気なく発した言葉でも、人を傷つけるのだと。
自分がそう思わないとしても、その人がどう捉えるかはわからない。
だから何事も、
物事の本質は表と裏があると思える。
表面で捉えられるもの。
そしてそれを裏返した時に見えるもう一つの顔。
それがいいものか、悪いものかは…
果たしてどうなのだろう?
鳥のように
空を自由に飛びたい。
風を切って、
ときどき、風に乗って、
どこまでも行きたいと思ったことがある。
空から見えるこの街は、世界は果たしてどんなだろう?
遠くから見たら、私たちはちっぽけで、
意味のあるものも、ただの風景になる。
今、あの空を飛んでいる鳥は私たちをどんな風に捉えるだろう?
きっと、興味も関心もないのだろう。
私たちはただ、いつものように自分にないものを
欲しいと考えるだろう。
たとえ叶わなくとも…
さよならをいう前に
できるだけのことをしよう。
あなたの笑顔が私に向けられなくとも、
その暖かな腕の中に居られなくなっても…
たとえ努力が報われなくとも、
この胸の思いに身を焦がすことになり、
涙が溢れようとも…
一緒に過ごす、過ごせるこのひと時が儚いものだとしても。
さよならをした後に、後悔が残らないように。
たとえ、涙が枯れ果て
途方に暮れ、
先の見えない長い長いトンネルの中にいようとも。
この一瞬一瞬が、愛おしいものに変わりはないのだから
さよならをいう前に、
後悔しない未来を紡ぐために、
今日を考えよう。