【明日世界がなくなるとしたら…何を願おう】
『世界がなくなりませんように』
『明日が平和に来ますように』
そんなわがままは言わない。
私が願うことは
『幸せな人生を最後まで幸せにさせること。』
である
【君と出会ってから…私は】
君と出会った時、何ともなかった
しかし、たくさん話すうちに、病にかかった。
忙しい上に病を抱えるとは
と思って、無理矢理病を治そうとした。
治らなかった。
君と目が合う度に
期待してしまう
若し、君と結ばれたら、赤い糸があったら…
告白できたら、
でも、言えない。偉さが違うんだ
そのまま卒業した。
会えなかった。
「ありがとう」すら言えなかった
若し会ったら言おう
成人式まで待って欲しい
そう思っていた
なのに、運命はコロコロ変わるもの
彼は、学校を卒業した。私が見えない離任式で
最初、友達経由で知った時、驚いた。
けど、その感情をマスクの下に隠して
『そうなんだ』と一言呟いた。
君と会ってから
「恋病」を知った
教えてくれてありがとう
また、何処かで会えることを信じて…
会ったら言うからさ
「(恋を教えてくれて)ありがとう」って
【大地に寝転び雲が流れる…目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?】
ある日、突然高校生の頃の自分を思い出したんだよ
そして、同時に青春っぽいことしたいなーって思って
原っぱに寝転んで空を見たんだ
空は青くて、雲は真っ白、文句なしの一円玉天気だ
風が心地よくて、草がサーっと音を立てている
忙しい毎日だ。
朝のアラームが私を無理やり起こし
移動中は、イヤホンをして
時間通りの電車に乗って
時間通りに仕事をこなして
残業して………
でも、こうしてのんびりできるのは
最高の贅沢なんだな
高校生の時は……
知らなかったな…
今の自分がこんなに時間に追われるなんて思わなかったんだろうな
でも…夢…叶ったよ
だからさ、勉強ばかりじゃなくて
しっかり、休むんだよ
夢は叶うかは分からないけど…
でも、休みすぎも良くないからね
ほどほどに…ね?
【「ありがとう」】
私は、不器用だ。
だから「ありがとう」なんて恥ずかしくて言えない
だからこうやって貴方達が見ていないところで綴る
思えば、貴方達が、私を支えてくれた気がする
私が青春を語る時には、欠かせない存在のようだ
不安だらけの入学式
授業中分からないことを教えてくれた
放課後に聞こえる有頂天猫な声
絶対君には負けたくない体育祭
楽しさを共有した文化祭
「できる」と背中を押してくれた受験
そらに、ひらりと散る桜を一緒に見た卒業式
いつも直接的にあなたと貴方がいて
いつも間接的に貴方達の声を聞いていた
私は、恥ずかしがり屋だから、人と話すことが心の傷の影響で怖いから、直接的に言えない…
けど、私はたくさんの「ありがとう」を言わなければいけない
だから、ここで言うんだ
「ありがとう」
君の声が
君の行動が
私の背中を押してくれた
君にとっては、くだらないことだし、何も考えずに話してくれた、小さな事だけど
私にとっては、大きく見えるだ
【優しくしないで】
今日もつらい学校が始まる
昔は仲良しだったのにな…。沢山遊んだのにな…
それなのに、私が変わってしまったからでしょうか?
移動は独りだ
教室に入ったら、一人…誰も声はかけてはくれない
私だけ教室から欠けているみたいで…
辛くて、トイレに行っては、過呼吸を抑えて
机に顔を伏せては、泣いた
それなのに、それなのに
お前が犯人なのに
「最近、大丈夫?」
声をかけるな
優しい言葉を使って話しかけるな
どうして?
まさかお前が犯人じゃないのか?
嗚呼、私が一人でいて寂しいから、
命懸けの優しささえ受け取ってしまう
もう、お願いだ
私にこれ以上
優しい弾丸をあてないでくれ
疑心暗鬼になってしまう
また信じてしまう
また裏切られることに恐怖を抱いてしまう
だから頼む
優しくしないでくれ