【カラフル】
もし…悲しい時、辛い時があったら
涙がこぼれないように
上を向いて歩こう
空を見上げてご覧
そう言われても…空には青と白しかない
でも
じっと見つめていると
何かが見つかるかもしれない
青は青でも薄い色なのか濃い色なのか
白は白でも、濁っているのか、透明なのか
空は空でも水色の澄みきった昼空なのか
オレンジで染まった空なのか
暗い色の中に月と色とりどりな星が散りばめられた
夜空なのか
星は何色か、水色か黄色か赤色か
じーっと見つめていれば、世界はカラフルなのだ。
そしてそれを人と共有していることに
感謝する
【楽園】
楽園はどこにあるのですか?
「聞いたことがある。楽園は、私たちが生まれる遥か前に存在していた、しかし、爬虫類が人間をそそのかし、果実によって楽園は去った。楽園はないのだ。」
『聞いたことがある。楽園は、死後の世界だ。天国は、楽園的である。』
(聞いたことがありません。)
なるほど、では、貴方にとって楽園とはなんですか?()さん
(分からない。分からないんです。私は、これ以上の楽園を知らないんです。)
どういうことですか?貴方は楽園にいらっしゃるのですか?
(はい。いまし”た”。もう、前世のことですが…記憶がないんです。幸せだったかもしれない前世のことが、家族は優しく、友人と切磋琢磨し、愛しいあの子を隣に置いて、子供に恵まれ、仕事も進む。こんな幸せなこと…でも…今は違う…いつもいつも失敗だ。)
そうですか。まぁ、興味…ないんですけどね
(あなたにとって楽園は何ですか?)
そうですね。私は、楽園にはいません。家族は私を捨て、友人には裏切られ、愛しいあの子さえ、僕のことを……仕事では毎日怒られてばかりです。だから、後世に期待しようと思うのです。だから……私は今から楽園に行きます。
(そうなんですね。それでは、さようなら。私も本当は、そちらに行きたいのです…しかし、枯れるまで完璧で痛いのです)
”完璧主義”も楽ではないのですね。しかし、不真面目すぎても善くはありません。最悪の結末を迎えます。
(世の中とは難しいですね。)
難しいですね。何処まで、真面目で不真面目がいいのか検討がつきません。
(楽園とはなんでしょうね?その答え、何処かでお会いしたら話してくださいね?)
会えるでしょうか?楽園で…
(どういうことです?)
私が、本当に楽園にいけると思いますか?
(え?)
あなたが楽園にいけると思いますか?
(え?)
覚えていないのですか?あの時に言われたこと
(前世のことを覚えていないのだ。)
違いますよー
(では?なんです?)
「 」の言葉です。
【風に乗って】
風に乗ったら
何処までも飛んでいけるのかな?
空を飛んで自由になれるのかな?
風にも種類というものがある
追い風なら何処までも飛んでいけるだろう
自分が鳥になったかのように空を自由に飛び
地面という言葉を知らないように
しかし、向かい風になったとき
人は自由を求め、考える
地面という新しい言葉を知って束縛を感じる
仕方のないことだ
「人生」「生きる意味」「世の中」
というのはそういうものなのだ
そんなのと知ってしまったから
空を飛ぶ一歩を踏み出せないのだ
私は
【刹那】
時間が進んでいく
一年、一ヶ月、1週間、一時間、一分、一秒…
この文章を書いている時間だって
『過去のもの』として扱われる
『思い出』として誰かに語ることができる
しかし、刹那というのは残酷で
刹那が流れる時
生命が誕生し
希望を持って進化し
疲れ果てて壊れて
立ち直り
を繰り返しては
儚く散っていく
『刹那』
それは、残酷な言の葉
【生きる意味】
『台本』を見つけるために
今日も明日もふらふら歩いている
登場人物と話したり、恋したり、手を組んだり…
何もせずにいるのは辛い…
『ネタ』がなくて台本が書けないから
ただ
ちょっとのトラブルがちょっとの出会いが
喜びになる
怒りになる
哀しくなる
楽しくなる
自分だけの『台本』が必要なら
自分だけの『物語』に価値を見出したいなら
『ちょっと』をじっくり読んでいくこと
そのちょっとが
大きなキセキを残すことだって夢じゃない
そんなドキドキを胸に
今日も『自分だけの台本』に1ページ書き残すんだ
私が今日を『生きた意味』を