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6/17/2025, 1:04:45 PM



『届かないのに…』


何年も、何年も、

わたしの中で積もり続けた、この想い


ときには、つらくて、捨ててしまいそうになった
そしてときには、言葉に出したくなってしまった

それでも、今日まで大事に、大事にしまっていた

だって、初めての感情だったから

でも、もし、この想いを伝えることを許されるのなら…
わたしは精一杯伝えたい

届かないとわかっていても、

6/16/2025, 7:10:22 AM



マグカップ


1日が終わり、疲れがたまったわたしには
ひとときの幸せがある

それは、冷房のついた部屋で
お気に入りのマグカップで温かい紅茶を飲むこと

今日あった全ての嫌なことを忘れさせてくれる

わたしの、大事な時間

あなたからもらったマグカップを使うと、
余計に疲れが飛んでいく

6/14/2025, 10:25:32 AM

もしも君が、生き返るのなら
僕は、なんでも差し出す

この命さえも

※ ※ ※ ※

『ねえ、もしも…、わたしが生まれ変わったら
また恋人にしてくれる?』

そう言って、生気のない顔で力なく笑った君は
もう長くは生きられないと、医者から聞いたらしい

僕は、どんどん弱っていく君を
ただ見つめることしかできなった

君が苦しんでいるのに…、僕はなにもしてあげれれない

だんだんと…痩せていく、
歩くこともできない、
目を覚まさない日もあった
そのたびに、死んだんじゃないかって、怖くなって

素人から見ていても、彼女がもう長くはないことは
わかりきっていた

※ ※ ※ ※

彼女が死んだあとは…、よく覚えていない

お葬式の記憶さえも危うい

でも、棺桶に入っていた君の顔だけが鮮明に思い出せる
そのたびに、涙が溢れ、悲しみに暮れていた

もしも、また君が僕の隣で、笑ってくれるのなら
もしも、君とこれからも過ごすことを許させるのなら

いや、それは贅沢な願いだ

もしも、君がまた、
友人と笑い合って、家族と過ごせるときがくるのなら…

僕は、喜んでこの命さえも、差し出す

    それは、ただの自己満足に過ぎないのだろうか

6/10/2025, 5:52:57 AM





どうしてこの世界は、
こんなにもつらくて、残酷なんだろう


毎晩、毎晩

わたしは明日を生きるのが怖くなる

永遠に明日にならなければいいと思う


でも、それが叶わないことも、もう知ってる

今この時、
1秒、1分、1時間と時間が過ぎてゆく

また、明日が始まっちゃうね

6/8/2025, 9:07:16 AM



夢見る少女のように

あの頃のように、夢を見てはいられないな

あの頃は、「着物屋さんになりたい!」
って、思ってたっけ

あの頃は、未来は明るいと思ってた

自分はどんな大人になるのか、楽しみだった

大人になったら、素敵な人と結婚して
子供にも恵ませて、幸せに暮らしていきたいって…



けれど、そんな夢はもう捨てた

現実を見てしまったから、体験してしまったから


わたしたちは、もう、
なにも知らなかったあの頃には、戻れない

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