叶わぬ夢
どれだけ強く願ったところで
この夢は叶わないんだろう
これからの僕の全てを捧げたって
きっと叶わない
たまに、夢に見る
君がまた僕に笑いかけてくれる夢
君がまた僕の隣を歩いてくれる夢
この夢が叶ったらどれほどいいだろう
花の香りと共に
会場を埋める黒い服の人たち
なかには泣いている人もいる
僕は、まだ受け入れられない
僕はまだ君になにもしてあげられていない
ついこないだまで、にこにこ笑顔で笑ってくれたのに
僕に、今度水族館行きたいって、言ったのに
僕に…、これからも一緒だねって言ってくれたのに
ああ、みんなが君に花をそえてる
僕も行かなきゃ…、
これが、最期に見る、君の顔
"死"というのが、なぜか僕の心に刻み込まれた
花の香りと共に、君に最期で最大級の愛の言葉を…
『愛してるよ』
君を探してる
"無駄"
"意味ない"
"かわいそう"
わかってる、そんなこと
わざわざ言われなくたって
確かに、無駄かもしれない
意味がなくて、かわいそうと思われることかもしれない
『君はもういない』
それが、どうしようもない真実なのだから
それでも、やっぱり君を
探すことをやめることはできない
まだどこかにいるかもしれない、
また、ふと目の前に現れてくれるかもしれない
また、あの笑顔を向けてくれるかもしれない
そんな叶いもしない、淡い希望を持って…、
終わり、また始まる
いつかは、必ず終わりがくるって
そんなこと、わかってるよ
言われなくたって、自分が一番わかってる
それでも、終わりたくないと思うことは
そんなに悪いこと…?
終わらないでって、願うのは
そんなに悪いことなの、、
どうせ、最期の悪あがきだよ
目を閉じる
また目を開ける
『ああ、また始まった』
もしも、願いが1つ叶うなら…
もう一度、君に会いたい
もう一度、君と話したい
もう一度、君と笑いたい
もう一度、君と並んで歩きたい
もう一度、君と、君の作ったご飯を食べたい
もう一度…、きみを、抱きしめたい…
毎日、空を見上げる度に考える
『そこに君はいるの…?また会いたい…』
最初は、ふと、君がまた会いに来てくれるのではないか
また、あの笑顔をむけてくれるのではないか
そんなことを考えていた
当然、それが叶うことはなかった
諦めていても、願うことがある
もう一度、君と…、