君と過ごしたたくさんの思い出
お腹を抱えて笑った日も
涙を流した日も
大喧嘩した日も
全部、全部、大切な思い出
これは、タイムみたいに記録に残っているわけではない
けれど、わたしの記憶の中に、心に、ちゃんと残ってる
一輪の花がそこには咲いていた
辺りが枯れ果てている中、その花だけは
凛として咲いていて、圧倒的存在感をだしていた
わたしも、こんなふうになれるのだろうか…
この希望も未来も見えないこの世界で
この花のように、
物怖じとせず、凛と立ち続けるだろうか
夜空を駆ける…、
逃げるように
学校から
勉強から
友達から
家族から
…わたしを縛り付けるものから…、
夜空いっぱいに散らばる星
だんだんと綺麗な夜空が滲んで見えてきた
「ふっ…」
泣いているのに、少し笑う
夜に、泣きながら、笑いながら、走っている少女
なんて滑稽なんだろう
でも、どうしてだろう…、
もう涙は枯れたと思ったのに
最初のころは楽しくて楽しくて、しかたがなかった
でもね、
徐々に疲れていく笑顔
すり減っていく心
止まらない涙
この世界がいやで、大嫌い
だから、わたしは駆けるんだ
この大嫌いな世界を輝かしている星とともに
果てしなく広い夜空を…
ひそかな想い
"あなたが好き"
きっとあなたは気づいていない
ずっと隠し続けてきた、このひそかな想い
今日だけは、
この想いを伝えることを許してくれますか、?
ねぇ、あなたは誰なの…?
初めて会ったはずなのに…、
今、初めて言葉を交わしただけなのに…、
あなたの声を聞くと、不思議と涙がでてくる
無性に抱きしめてほしくなる
わたしは、あなたを知ってるの…?
わたしは、あなたを忘れてしまったの…?
"嫌だ…、"
なんでこんなことを思うんだろう…、
"あなたを知りたい"
今、心にあるのはそれだけ
でも、これはわたしの感情ではない気がする
わたしではない誰かのもの…、
それでも、わたしの中にあるもの…、
ねえ、あなたは誰ですか…、?