瞳をとじて、思い浮かべるのは
いつもあなただった
友達を大事にしてて、家族愛が強くて、
みんなを盛り上げてくれて、いざという時には強くて、
あなたみたいに愛に溢れていて、優しい人に
わたしは初めて会ったの
あなたの声を聞くと、すごく落ち着く
思わず、寝てしまいそうになるほど…
ねえ、こんなにもあなたが愛おしい…
なのに、この想いが実ることはないのね
あなたを思い浮かべるとね、
幸せになると同時に、とてつもなく虚しくなる
ああ、この恋は叶わないんだって…、
それでも、
瞳をとじて、またあなたを想い浮かべる
羅針盤…
それは方位を示してくれるもの
じゃあ、わたしの道も示してくれる?
この暗闇の中で、明かりの灯る道を教えてくれる?
ねえ…?
羅針盤はわたしの
方角…、道…、教えてはくれないの?
なんだ、
使えない道具だなぁ…
友達はいるのに、わたしの隣には誰もいない
友達はいて、話したり笑う時がある
なのに、ふと気がつくとわたしの周りには誰もいない
でも、友達に変に思われたくなくて
なんでもないフリする
わたしは大丈夫、
自分にもそう言い聞かせていたのかもしれない
たとえ、隣に友達がいなくて、つらくて、悲しくても
それを友達に見せないように頑張ってきた
相手の友達の輪も見出したくなかった
私一人が我慢すれば、みんな幸せなんだから
私一人のせいで、周りに迷惑をかけたくない
だから、また明日もいつも通りに歩けばいいんだ…
いつも通りに学校行って…、
そうだよ、それだけのことなのに
明日に向かって歩く、でも
わたしの心は…、もう限界だと訴えかけてくる
つらいな
明日が怖い
ただひとりの君へ
自分にじゃない
どこかの誰かにじゃない
君に届いてほしいんだ
今の僕がいるのは、君がいてくれたから…
つらくて、死にたくなる時も励ましてくてた
誕生日や記念日を盛大にお祝いしてくれた
それらをしてくれることは
当たり前じゃない
恵まれていることなんだよね
だから、僕は
誰でもない、君にこの想いが届いてほしいんだ
"大好きだよ、だから…、生きて…?僕の分まで"
綺麗だと思ったんだ
初めて君と出会った時に見た、
君の頬を伝う透明な涙が
夕焼けの太陽に照らされて光っていた
すごく、綺麗な涙だと思った
でも、それと同時に
どうして泣いているのかが、とてつもなく気になった
僕がその美しい涙を拭ってあげたい、そう思えた
ねえ、どうして泣いているの?
ねえ、どうしてそんなに綺麗な涙を流しているの?
あの日の、夕焼けに染まる公園での君の
透明で綺麗な涙を僕は絶対に忘れることはないだろう