あなたのもとへ、この想いが届くといいな
決して、叶わぬ恋だった
許される恋ではなかった
それでも、あなたと過ごした1週間は
わたしの人生の中に深く刻み込まれた
あなたが飛びだった南の空に向かって
わたしは胸の前で両手を合わせた
あなたが逝ってしまってから1年が経とうとしている
わたしがあなたに伝えたいことは一つ
"1年経とうと、わたしはあなたのことが大好きです"
この想いがあなたのもとへ届くといいな…
そっと近づいてくる黒い人影…
変な人かな、と警戒心を強める
「あ、あの…!」
聞こえてきたのは、わたしと年がかわらなさそうな
男の子の声
「え…?」
「あの…!僕と付き合ってほしいです…、!」
「え…、えっ!?」
君と出会ったあの日はわたしにとってすごく特別な日だ
急に、知らない男の子からの告白なんて、驚く前に
少し恐怖もあったなぁ
でも、連絡を交換して、少しずつ君のことを知った
わたしがあなたを好きになるのに
時間はかからなかった
もしも、あの時そっと近づいてきて、声をかけてきたのが君じゃなかったら、どうなってたかな…?
いいや、やめよう
もしも話なんていらないよね
だって、今、わたしは幸せなんだもん
それだけで、十分…
まだ見ぬ景色も君と一緒に見ることはできるかな?
やっぱり、僕の未来には君がいなきゃだめなんだ
僕は、これからの景色も君と一緒に笑い合って、見たい
まだ見ぬ景色…、まだ見ぬ未来も
君と一緒に笑いあえたらいいな…
その関係が
その信頼が
その時間が
必ずあなたの未来への鍵になる
だから、その関係を、信頼を、時間を、
大切にしてね
星かけらを集める
それはほんとうに小さくて、指の先ぐらいかもしれない
でも、それを積もらせることで
きっと人生にとって大事なものになる
もしも、小さな頃から集めた星のかけらを落とし
1から星のかけらを集めるのは
どれだけ至難のわざなのか
わたしは…、それを落とすのが怖い
周りから必要とされなくなるのが怖い
だから、信頼という星のかけらを
毎日、毎日集めている…