友達はいるのに、わたしの隣には誰もいない
友達はいて、話したり笑う時がある
なのに、ふと気がつくとわたしの周りには誰もいない
でも、友達に変に思われたくなくて
なんでもないフリする
わたしは大丈夫、
自分にもそう言い聞かせていたのかもしれない
たとえ、隣に友達がいなくて、つらくて、悲しくても
それを友達に見せないように頑張ってきた
相手の友達の輪も見出したくなかった
私一人が我慢すれば、みんな幸せなんだから
私一人のせいで、周りに迷惑をかけたくない
だから、また明日もいつも通りに歩けばいいんだ…
いつも通りに学校行って…、
そうだよ、それだけのことなのに
明日に向かって歩く、でも
わたしの心は…、もう限界だと訴えかけてくる
つらいな
明日が怖い
ただひとりの君へ
自分にじゃない
どこかの誰かにじゃない
君に届いてほしいんだ
今の僕がいるのは、君がいてくれたから…
つらくて、死にたくなる時も励ましてくてた
誕生日や記念日を盛大にお祝いしてくれた
それらをしてくれることは
当たり前じゃない
恵まれていることなんだよね
だから、僕は
誰でもない、君にこの想いが届いてほしいんだ
"大好きだよ、だから…、生きて…?僕の分まで"
綺麗だと思ったんだ
初めて君と出会った時に見た、
君の頬を伝う透明な涙が
夕焼けの太陽に照らされて光っていた
すごく、綺麗な涙だと思った
でも、それと同時に
どうして泣いているのかが、とてつもなく気になった
僕がその美しい涙を拭ってあげたい、そう思えた
ねえ、どうして泣いているの?
ねえ、どうしてそんなに綺麗な涙を流しているの?
あの日の、夕焼けに染まる公園での君の
透明で綺麗な涙を僕は絶対に忘れることはないだろう
あなたのもとへ、この想いが届くといいな
決して、叶わぬ恋だった
許される恋ではなかった
それでも、あなたと過ごした1週間は
わたしの人生の中に深く刻み込まれた
あなたが飛びだった南の空に向かって
わたしは胸の前で両手を合わせた
あなたが逝ってしまってから1年が経とうとしている
わたしがあなたに伝えたいことは一つ
"1年経とうと、わたしはあなたのことが大好きです"
この想いがあなたのもとへ届くといいな…
そっと近づいてくる黒い人影…
変な人かな、と警戒心を強める
「あ、あの…!」
聞こえてきたのは、わたしと年がかわらなさそうな
男の子の声
「え…?」
「あの…!僕と付き合ってほしいです…、!」
「え…、えっ!?」
君と出会ったあの日はわたしにとってすごく特別な日だ
急に、知らない男の子からの告白なんて、驚く前に
少し恐怖もあったなぁ
でも、連絡を交換して、少しずつ君のことを知った
わたしがあなたを好きになるのに
時間はかからなかった
もしも、あの時そっと近づいてきて、声をかけてきたのが君じゃなかったら、どうなってたかな…?
いいや、やめよう
もしも話なんていらないよね
だって、今、わたしは幸せなんだもん
それだけで、十分…