ゆずの香りはわたしが唯一落ち着く匂い
これまで、他人と関わることが怖かった
人が近づいてくるだけで体が拒否反応を起こす
わたしは、ひとりで孤独に生きていくのかなって
そんな不安が募っていく日々だった
でも、ある日ふと匂ったあのゆずの香りは、
自然とリラックスができた
もう一度、その香りを嗅いだのは
あなたと出会った時
あなたに抱きしめられると、わたしはすごく落ち着くの
それは、ゆずの香りのせいなのかもしれない
けれど、気持ちのほうも、それに追いついていくのが
自分でわかったんだ
この大空のその先にはなにがあるんだろう
"宇宙"なんて、それはそうなんだけどね
もし、天国がなるならば
わたしが死んでも、あなたを見守ってあげられるね
なら、死ぬのも怖くないかも
神様もいるのかなぁ…
なら会えるのはあと一ヶ月後くらいかな…
楽しみだなぁ
ベルの音が教会いっぱいに響き渡る
今日は、やっとわたしたちが夫婦になれる日
向かい合うあなたと微笑み合う
それが、どれだけ幸せか
今日この日まで、たくさんの壁があった
あなたとすれ違い、大喧嘩したこともあったけれど、
やっぱりわたしには、あなたしかいないと思い知らされる出来事ばっかり
これまでのことを振り返ると、
じんわり涙が浮かんでくる
そんなわたしを見て、
ゆっくり手を伸ばし、お化粧が崩れない程度に拭ってくれたあなた
ほら、こういうとこだよ
もっと好きになる
ねえ、あなたはずっとわたしといれくれる?
来世でも、わたしを見つけて、結婚してくれる、?
あなたなんかいなくて平気、なんて
そんなの本心じゃないのに…
どうして、この口は勝手に思ってもないことを言ってしまうんだろう
あなたいなくなってから、わたしは空っぽだ
日々の生活の中で、なにも楽しくない
なにも感情が湧かない
ごめんね、
どんなことでもするから、なんだってするから
どうか、戻ってきて
寂しいよ…
この寂しくなった部屋の中で、
わたしはどうやって過ごしたらいいのっ、?
寂しさで、わたしの中は、もうボロボロだ
冬は、一緒に過ごしていると
いつもよりも安心してしまう
どうしてだろう?
寒い中では、あなたの体温をすごく感じる
ああ、わたしはちゃんと生きてて、あなたと隣にいる
そう感じることができる
冬はいつもより寂しくなりやすい
だから、毎日一緒にいてほしいな