あなたなんかいなくて平気、なんて
そんなの本心じゃないのに…
どうして、この口は勝手に思ってもないことを言ってしまうんだろう
あなたいなくなってから、わたしは空っぽだ
日々の生活の中で、なにも楽しくない
なにも感情が湧かない
ごめんね、
どんなことでもするから、なんだってするから
どうか、戻ってきて
寂しいよ…
この寂しくなった部屋の中で、
わたしはどうやって過ごしたらいいのっ、?
寂しさで、わたしの中は、もうボロボロだ
冬は、一緒に過ごしていると
いつもよりも安心してしまう
どうしてだろう?
寒い中では、あなたの体温をすごく感じる
ああ、わたしはちゃんと生きてて、あなたと隣にいる
そう感じることができる
冬はいつもより寂しくなりやすい
だから、毎日一緒にいてほしいな
きみと、とりとめもない話をしながら帰ったあの日に
きみはなにを考えていたんだろう
死ぬことが怖くはなかったのだろうか
死を目前にしていたのに、どうして僕のつまらない話を笑顔で聞いてくれていたんだろう
2人でとりとめもない話をしながら帰ったあの日、
きみはいつもより少しだけ明るかったのは、
無理をしていたからなのか
それとも、最期に楽しく過ごしたかっただけなのか
その答えをきみに聞くことは、もうできないけれど、
僕の声は、きみに届いてほしい
「きみととりとめもない話をしながら帰ったあの日は
僕にとっても、楽しくて大切な思い出だよ…」
風邪
きみの病気がただの風邪だったなら
僕は、僕の命が失われるとしても喜んで差し出すのに
病室のベットに横たわるきみを、
僕はただ見つめることしかできないのが悔しい
最初は、ただの風邪かな?少し横になれば治るよ!
って、元気いっぱいで…、笑顔だったのに
僕が、無理やりにでも病院に連れて行っていれば…
そんな、しても遅い後悔を繰り返す日々
また、きみが目を覚ましてくれることはある、?
ずっと、ずっと、待ってるから
きみはいつも雪を待っていた
きみは、雪が大好きな女の子だった
雪が降る度に、満面の笑みを浮かべる
その姿を見るのが、僕は好きだった
でも、今年は雪が降っても
その姿を見ることはできない
雪が降り積もる中で、僕は空を見上げた
どうしてだろう…?
涙が込み上げてくる…
僕にはわかる、
他の人にはわからないかもしれないけれど、
僕にはわかる
この雪は、君だ
なにを言っているの?って言われるかもしれない
もちろん、根拠なんてない
だけど、不思議と僕にはわかる
少なくとも、この雪は君が降らせている
これからも毎年、君が雪を降らせてくれる、?
なら、僕はずっとこの季節を待ち続ける
ずっと、雪を待つ