きみはいつも雪を待っていた
きみは、雪が大好きな女の子だった
雪が降る度に、満面の笑みを浮かべる
その姿を見るのが、僕は好きだった
でも、今年は雪が降っても
その姿を見ることはできない
雪が降り積もる中で、僕は空を見上げた
どうしてだろう…?
涙が込み上げてくる…
僕にはわかる、
他の人にはわからないかもしれないけれど、
僕にはわかる
この雪は、君だ
なにを言っているの?って言われるかもしれない
もちろん、根拠なんてない
だけど、不思議と僕にはわかる
少なくとも、この雪は君が降らせている
これからも毎年、君が雪を降らせてくれる、?
なら、僕はずっとこの季節を待ち続ける
ずっと、雪を待つ
イルミネーション
これまで、たくさんのイルミネーションを
あなたと見てきた
わたしたちが、付き合って数週間の時かな、?
わたしがイルミネーションが好きって、言って…、
それから、わたしをたくさんのイベントに連れて行っては、たくさんのイルミネーションを見せてくれた
イルミネーションは、美しく光っていて
まるで星空を間近で見ているようで…
すごく感動した
でも、それよりも、あなたがわたしのために、
行動してくれることが嬉しかった
あなたがいなくなってからも、わたしはひとりで
あなたと一緒に行ったイルミネーションを訪れていた
それは、あなたと来たときと同じように光輝いていて
とても綺麗だったよ、
でも…、どうして、涙が出てくるの?
前来た時のような心を埋めるような幸福感、満足感は
まったくなかった
理由なんてすぐにわかる
あなたがいたから…、
あなたがいたから、きっとわたしの目に映るイルミネーションは何倍にも綺麗に光り輝いていたんだ
涙で視界が歪んで…、イルミネーションがまったく
見えないなぁ
愛を注いで
わたしがこれまでの人生の中で
こんなにも好きになれたのはあなただけ
周り友達が好きな人などと恋バナに花を咲かせてる中で
わたしはちっとも話についていけなかった
もしかしたら、わたしは一生ひとりなのかもしれない
そう本気で思った
恋がわからないとはいえ、
一生ひとりで生きるというのは、とても寂しかった
でも、あなたに会った瞬間、わたしの人生が変わったの
あなたの声が、ずっとわたしの頭の中でループする
あなたの声を聞くために、あなたに会うために
毎日を頑張ろうって思えた
わたしの人生を、あなたが彩っている
でも、一方通行に愛じゃ、嫌なの…
わがまま、だよね
わかってる、でも
あなたからも、愛を注いで…
心と心
あなたが天に昇ってしまってから
どのくらい経ってしまったのか
わたしはあなたを支えることができた?
あなたの希望に、生きる意味になれた?
あなたの唯一になることはできた?
そう、問いても
あなたは返事をくれない
空を見上げる度に想う
またあなたに会いたい
あなたの声が聞きたい
もしも
わたしのあなたと心と心が繋がっているならば
この声もきっと届いてる
『あなたは今、幸せですか?』
"何でもないフリ"
それは小さい頃からわたしがやってきたこと
親に心配されないように、負担にならないように、
友達との関係が悪くならないように、
わたしは全然大丈夫だと、何でもないフリをしていた
どんなにつらくて、苦しいことがあっても
親や友達に、なにも言わなかった
そんな時はベットの上でただ泣いて、気持ちを落ち着かせていた
親は仕事でいつも遅かったし、
泣いたあとはスッキリする、
そのことを幼い頃に気づいてからは、
それが日常になっていった
それが苦痛とは感じていなかった
それが普通だったから
でも、今は、少しつらいな
成長すればするほど、悩みは増え、そして複雑で、
自分では処理しきれなくなってきた
"何でもないフリ"
得意だったはずなのにな…、