「ところで」
「ところで?」
「白黒はモノクロだが、モノクロは白黒ではない」
「なんだか意味がわからないけど、その心は?」
「いや、大喜利じゃないから」
「お題の話かー。いつもだけど」
「まあ言った通りなんだけどね。モノクロはモノクロームのことで単色だから」
「白黒に限らないってことね。だからモノクロ付けてやるって言えないのかな」
「それはまた違う話みたいな気がする」
「そうかな?」
お題『モノクロ』
「ところで」
「ところで?」
「その言葉があるので、概念はあるのはおもしろい。ないけどある」
「あー、またいつものお題の話かー」
「そう。概念の話はわかる人にはわかるけど、わからない人にはわからない」
「それはそう」
「つまり全ては脳の中には概念しかないので永遠はある。とも言える。概念の集合体という概念だから。もしかすると永遠を知らないのは子どものうちで、いつの間にか永遠という概念を身につけて、そして実際には永遠がないことを知るのだろう」
「長くて説明的な上に哲学的だ」
「物語の結末は永遠のようだが」
「なんか急に落ちが」
お題『永遠なんて、ないけれど』
「ところで」
「ところで?」
「まあ何かしらの背景を要求されるのだろうけど」
「また唐突に」
「お題の話だけどね」
「いつもの」
「いつもの。それで涙の理由はというと欠伸をしたというのを思いついた」
「なるほど、ストーリー性がないというか漫才みたいな」
「やはりオチがないと話として弱いね」
「それはそう」
お題『涙の理由』
「ところで」
「ところで?」
「同名の小説があるとちょっとそれに引きづられるね」
「へー。同名の小説があるんだ……ってお題の話?」
「そう。まあ、調べれば出て来るぐらいには有名だね。映像作品になっているし」
「へー」
「それはさておき、コーヒーは淹れたてが一番美味しさのピークなので、少量を作ってすぐ飲むのが良いんだけど、実際は違ったりもするね」
「あー、大きなマグに入れて結局冷めちゃう」
「ロジカルに考えると、コーヒーを冷める前に飲み切るのが難しいので、作る量を少なくする」
「確かにロジカルな解決策」
「問題はそんなにしょっちゅう休憩を取れないのがいけない」
「はっ、それもロジカルだ」
お題『コーヒーが冷めないうちに』
「ところで」
「ところで?」
「以前はSFならではのもので、そのうちifものになって、そして最後に設定の不整合を誤魔化すために設定ではなく世界の方が増えた」
「思想が強い」
「そうかな?」
「そうかも?」
「では別のパラレルワールドを作れば問題ない」
「あー、創作だからありなのな」
「しかし似た世界を作るとどちらの設定だったか読者が混乱する」
「まあ似たのが並んでたらわからなくなる」
お題『パラレルワールド』