「ところで」
「ところで?」
「まあ何かしらの背景を要求されるのだろうけど」
「また唐突に」
「お題の話だけどね」
「いつもの」
「いつもの。それで涙の理由はというと欠伸をしたというのを思いついた」
「なるほど、ストーリー性がないというか漫才みたいな」
「やはりオチがないと話として弱いね」
「それはそう」
お題『涙の理由』
「ところで」
「ところで?」
「同名の小説があるとちょっとそれに引きづられるね」
「へー。同名の小説があるんだ……ってお題の話?」
「そう。まあ、調べれば出て来るぐらいには有名だね。映像作品になっているし」
「へー」
「それはさておき、コーヒーは淹れたてが一番美味しさのピークなので、少量を作ってすぐ飲むのが良いんだけど、実際は違ったりもするね」
「あー、大きなマグに入れて結局冷めちゃう」
「ロジカルに考えると、コーヒーを冷める前に飲み切るのが難しいので、作る量を少なくする」
「確かにロジカルな解決策」
「問題はそんなにしょっちゅう休憩を取れないのがいけない」
「はっ、それもロジカルだ」
お題『コーヒーが冷めないうちに』
「ところで」
「ところで?」
「以前はSFならではのもので、そのうちifものになって、そして最後に設定の不整合を誤魔化すために設定ではなく世界の方が増えた」
「思想が強い」
「そうかな?」
「そうかも?」
「では別のパラレルワールドを作れば問題ない」
「あー、創作だからありなのな」
「しかし似た世界を作るとどちらの設定だったか読者が混乱する」
「まあ似たのが並んでたらわからなくなる」
お題『パラレルワールド』
「ところで」
「ところで?」
「さて、時計の針が出逢える回数はいくつか?」
「お昼と真夜中はであえるよ?」
「運針がデジタルかアナログかで出逢える回数が違うね。まあ止まらずにすれ違えるといえばすれ違える」
「秒針は……?」
「無視じゃないかな」
「そうかも」
「時針と分針のみで秒針は無いものとするとかあると数学ぽいな」
「あー」
「話を戻すとデジタルなら0時と12時でアナログだとどうなる?なんて問題がありそうだね。あと3時のおやつの時間は3時からふたつの針が重なる時とかね」
「それだと10時のおやつ時間のほうが良いね」
お題『時計の針が重なって』
「ところで」
「ところで?」
「お前も鬼にならないか?」
「なる」
「うん?」
「だからなるって」
「しまった。ツッコミを期待してたのにダブルボケになってしまった」
「だからなるってばー。鬼」
「いや、今回のお題がね」
「だからなるんだよ鬼に」
お題『僕と一緒に』