「ところで」
「ところで?」
「冒険といえば、ひと夏の冒険、少年少女の冒険、本の中での冒険、ゲームでの冒険みたいな感じでまあ思いつくけど」
「そうね」
「さて、冒険というと人によって何が思い浮かぶかというのはあるね。インドア派なので本の中かゲームの中での冒険が思い浮かぶのだけどね」
「ふーん、おませさんじゃなかったんだ」
「ん?んんん?まあ奥手なほうだし」
「へー」
「まあ夏といえばひと夏の冒険が思い浮かんでも仕方がない。人間の生物的側面を考えたら蓋然性が高い行動でもあるわけで」
「ほほう」
「ひつ夏の冒険といえば海だけど、日焼けが嫌なので海とかは行かないので縁はないのだよ」
「一緒に行くのも?」
「ん?んんん?そそられるけどやはりこの暑さでは死んでしまうだろうからやめておこう」
「はー。残念」
「ははっ、若いときの日焼けは数年後にシミとなるかもしれないからね。油断大敵だ」
「はっ!」
「まあ、それに挑戦するのも冒険かもしれないが、負け確じゃないかな」
「あー」
お題『冒険』
「ところで」
「ところで?」
「良かった。まだ文芸よりだった」
「なにが?」
「三点リーダーは二つセットでつかう」
「あー?いつものメタな何かの話?」
「あー、そう。三点リーダー『…』は最近は単体で使うのが主流とか聞くからね」
「ネットだと流行り廃りが。あと文末に丸をつけないとか聞くよね」
「言葉は生き物って言うけど、ネットの言葉は鮮度が良いね」
「じゃあ早く傷むんじゃない?」
「それはあるかもね。そういえば『届いて』はなんだろう、七夕の願いの返歌ぽい気がするけどどうだろう」
「願いとセット?」
「かもね。まあこの暑ささえどうにかなればそれで良いんだけど」
「届くといいね」
「もしかして願いが届いたかも。オホーツク海高気圧が来るとか」
「えー。そんなことある?」
お題『届いて……』
「ところで」
「ところで?」
「おそらくだが、ノスタルジアお題でとなるとあれだ」
「あれじゃわからないよ?」
「夏の思い出!」
「あー」
「そしてお題の作門者はきっとツイ廃な気がする」
「そこまで言う」
「まあ、なんとなくだけどね。時々というかネタの拾い方に気になるところがあってね。解析するほどでもないんだけどね」
「解析……」
「まあ、いろいろとできるからね」
「へー。でも誤魔化すのは下手?」
「なんのこと?」
「ふーん、またアイスがなくなってるんだけど?」
「あー、あれは私じゃない。なんかメッセージとか届いてない?」
「ん?あなたのの大切なものを盗んでいきました?何これ?」
「この前の地上波でやった映画のネタじゃない?」
「マジデイミフ」
お題『あの日の景色』
「ところで」
「ところで?」
「こないと思っていた七夕のお題が来た」
「あー」
「新暦だと7並びの今日で、旧暦だと8月29日かな」
「なるほどー。願いごととかあるの?」
「君との願い事は……」 いやなんでも無いです」
「ふーん、まあいいけど」
「同じ願いごとでもサンタさん相手とはちょっと違う文化だよね」
「小さいのもあれば大きなのもあるしね」
「願い事そのものはあるので叶えて欲しいものはある」
「へー、珍しくない?」
「そうだね。『夏の最高気温を5度下げてください』なんてどうだろうか?」
「これなら確実に得票できるよ!議員待ったなし」
「そうだよね」
「誰もが認める。うん」
お題『願い事』
「ところで」
「ところで?」
「このお題は当てつけか?なんて読めてしまうのは」
「あ、air恋」
「鋭いな『そらこい』か『からこい』かおっと、変換ではどちらでも出てくるな」
「へー、あ、確かに」
「なるほど、含みがある可能性が出てきたな」
「ないかもしれないけどねー」
「いや、ある。恋をしているとそれにしか目がいかなくなるのでお題にも傾向が出ると思うが、それがない」
「つまり?」
「追い討ちをしないのが武士の情けじゃ」
「存じ上げ候」
お題『空恋』