書く—書いた記録

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6/17/2025, 8:31:00 PM

「ところで」
「ところで?」

「今回のようなお題いは物理的に届くもの、つまり手紙のようなもの。そして物理的ではなく心理的なもの、つまり心が届く届かないといったものに別れるね」
「またメタな話をしてる。というかメタな話しかしてないような」

「まあ考えるだけでは相手に伝わらない、届かないということだね。思ったことは外に出す。これは好みの問題かもしれないけどね」
「まあね。でも外への出しかたは人によるんじゃない?」

「自分不器用ですから言葉にしないと分からない」
「そう?いつもペラペラ話してるんじゃない?」

「ココロトドカナイ、オデハナス」
「またなんかやってる」


お題『届かないのに』

6/16/2025, 8:09:17 PM

「ところで」
「ところで?」

「今回は抽象的なお題だが、これは隠喩(メタファー)なのか抽象(アブストラクト)なのか難しいところだ」
「なにが?」

「おそらくだが、自身の記憶を脳内の何処にマッピングしていると考えている人は極々少数派だろう」
「よく分からないけど、いなそう」

「まあ、専門家の一部かな?ということだから、このお題の対象ではない」
「んー、そうかも」

「そして次に『地図の記憶』順番を逆にしたようなものだが主述も同じ意味としても使える。逆になっていることは地図から記憶を引き出せるという意味だね」
「逆引きみたいな?」

「そうだね。そして文字通りの解釈も二つは考えられる。記憶が空間化した「記憶の地図』と記憶にある地図の意味の『記憶の地図』、さらにいえばこれらの要素が複数あるもの」
「へー、いろいろと解釈ができるっていうことね」

「まあ、そうだね。小さなときに見た地図や写真がいろいろなものを思い起こさせるようにだね。だとするとこの地図は写真かもしれない」
「おー、なんか繋がった」

「ここで飲んでいるコーヒーが君との時間を結びつけるようにね」
「あー、食べられたお菓子があなたと結びついてるようにか」

「え?」
「え?」


お題『記憶の地図』

6/15/2025, 6:22:39 PM

「ところで」
「ところで?」

「わたしのお気に入りのものが見つからないのだが」
「あー、マグカップなら割っちゃった」

「え?」
「それはもう、パリーン!と」

「あああ」
「そんなにショック?思い入れでもあった?」

「いいい」
「おんなじの買ってくるから」

「君がくれたマグカップだったのに」
「そうだっけ?でもまた私が買うなら同じじゃない?」

「う?そう言われれば」
「じゃあ、問題なしね」

「おおお、そうだ!一緒に買いに行こ。すぐに、今すぐ」
「まあ良いけど」

「ところで破片はどこかな?取っておきたいんだけど」
「キモっ」


お題『マグカップ』

6/14/2025, 11:22:31 AM

「ところで?」
「ところで」

「もしも、というテーマはあれだね。不安を表しているね。
幸せならそう考えにくいわけの裏返しだね」
「なるほど」

「しかし雨が続くと鬱屈した気分になる。それもこういったお題を選ぶ要因かもしれない
そのお題から明るい話か暗い話かを創作するのはまた別の話だけどね」
「難しいぞ」

「しかし、このお題はあれだね。もし故人に対してならifの歴史ものだし、生きている人に対してならその人のことを無視した失礼極まりない考えともいえる」
「なるほどー、勝手に内面に触れるなってやつかな」

「それもあるね。まあ実在しない我々みたいな創作上の人物ならそれは作品次第というわけだけどね。あまりにも身勝手に思えるような話はそれはそれで人気がないというか、感情移入がしにくく、そのために理解しがたいというのはある」
「試しに入れ替われたらわかるのかな?」

「そうだね。だからこそ入れ替わりもののお話がそれなりにあるのだろうね。思考実験の一種といえる」
「やっぱり難しいぞ」


お題『もしも君が』

6/13/2025, 1:16:29 PM

「ところで」
「ところで?」

「デフォルト設定。つまり着信メロディーなんて設定していないのだが」
「なんの話?」

「今回のお題がそれっぽいのでつい」
「なるー」

「なる」
「それで、なんで着信でも着メッセージでも設定しないの?」

「なんでもなにも電話しないし。もししても、する相手も君だけだし」
「あ、なんかごめん」

「登録してる番号も全然ないし。あっても連絡こないし」
「だからごめんってば」

「君専用と思えば悪くないな」
「」


お題『君だけのメロディ』

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