「きらめく街並み」
学校終わりいつものように人がいない電車に乗り込む
電車は出発して田舎の方へとくだっていく。
いつもの景色、街並み、夕陽が世界をさらってしまうように囲んでゆく、江戸川に夕陽が差し込み汚いはずの川がきらきらと輝いている
田舎育ちの私にはこれが世界で一番綺麗な景色
あの人も見てたらいいな
「先輩との秘密手紙」
校舎にチャイムが鳴り響いた。
生徒たちは一斉にスクールバックを肩にかけ教室をあとにした、私は一通の手紙を持って秘密の場所へ行く。
屋外通路に出て別館のB棟に向かう
「先輩」緊張して声が出ない
「夏凛ちゃんお疲れ様!」先輩は女の子慣れしてるのかスマートな対応だ、まぁそこに惚れちゃったんだけどね
「手紙持ってきた?」先輩が近くに寄ってきて心臓の鼓動がはやくなる聞こえないか不安だ
「はい!」あぁ声裏返ったぁ最悪いつも上手く話せない
「ふっ」と先輩が笑って頬が赤くなる
「笑わないでください!」さっきまでの緊張が少しほどけて私も笑ってしまった
「ごめん可愛くてつい」あーこうやって女の子をおとすんだなー悔しいけど心の中でどうしようもないくらい叫ぶ
「そういう事言わないでください勘違いしちゃいます」
先輩が私のこと可愛いなんて思ってるはずない
「いいんじゃない?別に、はいこれ」手紙を受け取る。この人は本当に罪な人みんなに言ってるくせに
「これ、」手紙を渡す手が震える
「ありがとう、じゃあね気をつけて!」先輩は走って男女グループの友達のもとに走っていってしまった。
先輩と私が手紙を交換してる理由は私がLINEを思い切って聞いたとき私のお気に入りの小説が鞄に入ってるのが見えた「その小説、、」「好きなの?」共通の趣味がわかり心が躍る
それからは先輩と短文の小説を書き合って週の終わりに手紙にして渡し合っている
でももうこれも終わりにしよう。
この恋は実らない先輩ももう卒業、最後に告白してけじめをつけよう、なんて妄想を繰り広め今日の先輩との会話を思い出してにやけながら帰り道を歩いた
「高校最後の冬」
今日は金曜日。明日は休みだと心を躍らせてだらしない伸びてしまったパジャマを脱ぎ制服に着替える。
「夏凛お弁当」とお母さんが叫んでる、「はいはーい!行ってきます!」返事をして家を飛び出した。
今日初めて地に足を着く、雪を踏む足音、肩には一瞬にして雪が積もった
冬の朝は喉を突き刺す寒さで今すぐにでも帰りたい、そんなことを考えながらも毎日の同じ通学路ここを通るのも後数ヶ月しかないと思うと寂しくて高校での思い出がフラッシュバックされていく
後数ヶ月大切に過ごそう
隣の家の犬のゴンに挨拶すると一日が始まる合図が聞こえる。
今日もみなさん頑張りましょう。