小石 涼

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7/19/2025, 1:20:21 PM

 飛べよ。
 いつも自分にそう思う。
 さっさと飛んでしまえばって。
 それは、遥か上に飛ぶのか。
 それとも、遠い地面に堕ちるのか。
 どっちでもいい。
 このままいるのが一番苦しい。
 だけど、僕には君がいる。
 僕は、死ぬまで1人だと思ってた。
 あぁ、君がいる。
 一人じゃないのか。
 だったら、空を目指さなきゃ。
 間に合うのかな。
 僕に翼はあるのかな。
 余計に苦しい。
 だけど、君には翼がある。
 僕を置いていってもいいよ。
 飛んで行って幸せになって。
 僕はまた独りに戻るだけ。 
 だけど、飛びたい。
 君と。 
 
 
 
 
 
 

7/12/2025, 10:14:50 AM

 何をしても君の事ばかり。
 それで、気づくのが遅れた。
 バイクに乗って雲を見て。
 やっと気づいた。
 夏が来てたんだって。
 でも、夏に君とは会えない。
 会いに行っても会ってくれない。
 周りには秘密だから。
 夏なんていらない。
 祭りの音や、蝉の声や、風鈴の音。
 君に会うまで夏は好きだったのに。
 君のいない時に聞く夏の音。
 優しくて切なくて寂しい。
 君と聞いたら。
 でも、前に聞いた事がある。
 君の好きな季節。
 君は暑いのが嫌いなのに夏が好き。
 でも、やっぱり君が好きなものは好きだよ。
 
 
 

 
 
 
 

7/5/2025, 12:11:53 PM

 波が来ない。
 ボードの上でプカプカ。
 サーフィンって待ち時間多いなぁ。
 一人で広い海を眺めて。
 新しい、ボード欲しいなぁ。
 、、君は今何をしてるだろう。
 あぁ、君と海を見たい。
 今、見てる景色を。
 手を繋いで。
 海を眺める君に見惚れていたい。
 波の音は、君の音。
 小さくて早い君の心臓。
 まだ、波は来ない。
 

 

6/30/2025, 12:08:14 PM

 カーテンのように光を遮って。
 暗闇の中に閉じこもってた。
 誰とも関わりたくない。
 傷つきたくない。
 それでも、開けてみて。
 とても眩しい光に出会った。
 夕日みたいな彼女。
 優しくて、眩しくて、丸くて。
 それで、あっという間に消える。
 僕のカーテンは、夕日だけは。
 彼女が消えてしまいそう。
 不安になる。
 だけど、夕日の溢れた光で閉ざした世界を見渡した。
 それは、閉ざした世界より悲しくて寂しい。
 でも、ちっぽけな僕は夕日に守ってって言われたから。
 僕は、なれない世界を歩く。
 だけど、夕日の隣にいる時は世界が明るい。
 二人だけの世界。
 
 
 
 
 

6/27/2025, 3:50:12 AM

 最後の声はいつも同じだ。
 可愛くばいばいって。
 ばいばいっていいながら振る手に僕は見惚れてる。
 こんなに綺麗なものに触れていたんだって気付かされる。
 ばいばいの後、いつも半歩だけ近づく。
 それで、僕も最後の声を出す。
 またねって。
 次を約束しようとして。

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