小石 涼

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 カーテンのように光を遮って。
 暗闇の中に閉じこもってた。
 誰とも関わりたくない。
 傷つきたくない。
 それでも、開けてみて。
 とても眩しい光に出会った。
 夕日みたいな彼女。
 優しくて、眩しくて、丸くて。
 それで、あっという間に消える。
 僕のカーテンは、夕日だけは。
 彼女が消えてしまいそう。
 不安になる。
 だけど、夕日の溢れた光で閉ざした世界を見渡した。
 それは、閉ざした世界より悲しくて寂しい。
 ちっぽけな、僕は夕日に守ってって言われたから。
 僕は、なれない世界を歩く。
 だけど、夕日の隣にいる時は世界が明るい。
 二人だけの世界。
 
 
 
 
 

6/30/2025, 12:08:14 PM