小石 涼

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11/2/2023, 10:17:03 AM

 死んだら永遠にこの世とおさらば。
 彼は生きるのが楽しい間はそれでよかった。
 だけど、楽しくなくなったとき。
 
 彼は鳥に憧れた。
 生まれ変われるなら。
 それから、彼は生まれ変わりを少しだけ信じた。
 そしたら、少しだけ生きる希望が出来た。

 

11/1/2023, 10:00:33 AM

 海と山と竹林が近い。
 家は縁側のあって庭のある家。
 私の理想郷。
 
 これからも求める。
 それが幸せと信じて。
 自分が理想郷に近づいてると信じて。
 半ば盲信的に。

10/31/2023, 9:53:19 AM

 音楽を聞くとき。
 昔の思い出が蘇る曲がいくつかある。 
 友達と恋と季節と景色。
 それが目の前に浮かぶ。
 そうなると音楽を視てる気がしてくる。
 
 昔を懐かしく思う。
 だけど、音楽が終わると目の前は真っ暗に戻る。

10/29/2023, 9:46:49 AM

 子供の頃の彼は暗がりの中で本を読もうとしていた。
 ただ、眠れなかったから。
 子供なりに眠れる方法を考えて。
 だけど馴れない本を読もうとしてすぐに閉じた。
 眠くなったわけではなかったけど。
 本に悪い気がした。
 一生懸命にこの本を書いた人が居るから。
 
 その後、少年はすぐに夢の中にいた。
  

10/28/2023, 9:50:37 AM

 彼はお茶に拘りがなかった。
 和菓子では紅茶。
 洋菓子では緑茶。
 それでも平気だった。
 だけど、紅茶の香りは好きだった。

 

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