小石 涼

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10/27/2023, 9:52:18 AM

 彼女に可愛いと呟いた。 
 彼女は、もっかい言ってと聞こえなかったみたい。
 彼は聞こえ無いフリだと思った。
 だけど、もう一度言った。
 (可愛い。)
 彼は顔が赤くなって彼女は笑っていた。
 
 彼は本当は好きという愛言葉。
 それが言いたかったのにその先をこの日は言えなかった。
 

10/26/2023, 9:43:42 AM

 友達は、自分の事を話さない。
 勿論、話すこともあるが知らない事も多い。
 自分も話さない事も少ないがある。
 歳を重ねて言わない事が増えた。
 友達の形が変わったのだろうか。
 
 たまに会えても昔が良かったと思う。
 あの頃よりは楽しくなくて。
 
 

10/25/2023, 9:49:33 AM

 行かないで。
 彼はいつもそう思っていた。
 また、置いていかれてしまうと。
 友達がまたいなくなってしまう。
 だから、仲良くなるだけ辛くて。
 
 ある時、彼はさよならだけが人生という言葉を知った。
 そして気付いたら独りを選んでいる。 
 だから今日も独り。

10/22/2023, 9:41:10 AM

 彼は自分の声が嫌いだ。
 だから、声が小さい。
 周りに注意されても変える気はない。
 それだけ嫌いだから。
 嫌いになった理由は周りに馬鹿にされたから。
 
 だけど、いつか誰かに認められて。
 もし、そんな人がいれば声が枯れるまで話していたい。

10/20/2023, 9:40:25 AM

 運転しているとあるゴールデンレトリーバーとすれ違う。
 ご主人に歯向かうゴールデン。
 急に立ち止まる。
 そして笑ってる。
 ご主人も、[歩いて]とゴールデンに話しかける。
 微笑ましい光景。
 
 

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