10/29/2023, 9:46:49 AM
子供の頃の彼は暗がりの中で本を読もうとしていた。
ただ、眠れなかったから。
子供なりに眠れる方法を考えて。
だけど馴れない本を読もうとしてすぐに閉じた。
眠くなったわけではなかったけど。
本に悪い気がした。
一生懸命にこの本を書いた人が居るから。
その後、少年はすぐに夢の中にいた。
10/28/2023, 9:50:37 AM
彼はお茶に拘りがなかった。
和菓子では紅茶。
洋菓子では緑茶。
それでも平気だった。
だけど、紅茶の香りは好きだった。
10/27/2023, 9:52:18 AM
彼女に可愛いと呟いた。
彼女は、もっかい言ってと聞こえなかったみたい。
彼は聞こえ無いフリだと思った。
だけど、もう一度言った。
(可愛い。)
彼は顔が赤くなって彼女は笑っていた。
彼は本当は好きという愛言葉。
それが言いたかったのにその先をこの日は言えなかった。
10/26/2023, 9:43:42 AM
友達は、自分の事を話さない。
勿論、話すこともあるが知らない事も多い。
自分も話さない事も少ないがある。
歳を重ねて言わない事が増えた。
友達の形が変わったのだろうか。
たまに会えても昔が良かったと思う。
あの頃よりは楽しくなくて。
10/25/2023, 9:49:33 AM
行かないで。
彼はいつもそう思っていた。
また、置いていかれてしまうと。
友達がまたいなくなってしまう。
だから、仲良くなるだけ辛くて。
ある時、彼はさよならだけが人生という言葉を知った。
そして気付いたら独りを選んでいる。
だから今日も独り。