小石 涼

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8/8/2023, 9:45:53 AM

 最初から決まってた。
 家のペットがなくなってしまうこと。
 わかりきってた。
 それでも、
 あぁ、寂しくて。
 それも亡くなってからでしか気付けない。
 

8/2/2023, 12:45:16 PM

 明日、もし晴れたら。
 彼の子供の頃は晴れが良い物だった。
 今の彼は雨の方が心地いい。
 それを、彼は自分が暗くなったと思ってる。
 

8/1/2023, 9:33:52 AM

 人は生きてるだけで誰かを傷つける。
 だってそうじゃないか。
 そうじゃないと私が傷つけられる理由がない。
 それとも人は生きてるだけで傷つけられるのだろうか。 
 
 僕は、もう傷つきたくないし傷つけられたくない。
 だから、僕は一人でいたい。

7/29/2023, 10:09:30 AM

 嵐がこようとも負けない。
 百姓の彼はそう言っていた。
 村の人達には自然には勝てないと言われながら。
 そんなある日彼はびしょ濡れになって帰ってきた。
 優しい人には心配されて、
 他の人には笑われながら。
 だけど、彼の心中は幸せだった。
 雨に濡れて自然と遊んだだけだった。
 何で、他の人は雨が嫌なんだろう。
 それが不思議だった。
 

 
 
 

7/26/2023, 10:25:27 AM

 誰かのためになるならば。
 少年は生け贄に、なった。
 それは自分で考えたというには若かった。
 だけど、少年の目は輝いていた。
 その少年の母親は泣きながら褒めていた。
 息子の死が無駄だと考えてしまわないために。
 
 その話をある学校の先生が旅先で聞いた。
 その先生は母親のために生きるべきだったと言っていた。
 ただ、正解のようにそれっぽく。
 
 
 

 
 
 
 
 


 

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