嵐がこようとも負けない。 百姓の彼はそう言っていた。 村の人達には自然には勝てないと言われながら。 そんなある日彼はびしょ濡れになって帰ってきた。 優しい人には心配されて、 他の人には笑われながら。 だけど、彼の心中は幸せだった。 雨に濡れて自然と遊んだだけだった。 何で、他の人は雨が嫌なんだろう。 それが不思議だった。
7/29/2023, 10:09:30 AM