小石 涼

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6/25/2023, 4:35:54 AM

 彼は1年後の事を考えながら仕事をしていた。
疲れていたのだろう。
皿を落として割ってしまった。
そして彼は割れた皿をしばらく眺めていた。
「自分の体も落として割れてしまえばいいのに。」 
そう呟いて彼は片付けを始めた。
 彼の自分の思い描いていた1年後は割れた時に忘れてしまった。

6/22/2023, 9:59:40 AM

 彼は他人を色に例える。
 三原色を混ぜながら。
 色が足りないと思ったことは無い。
 それを知ったときに彼は独りになった。
 自分にとって特別な他人がいない。
 そして自分も。
 彼の悪い癖だ。

6/21/2023, 10:00:45 AM

 あなたがいたから。
 
 そんなあなたがいなかったら。
 僕は、、、。
 そんなタラレバをいつも考える。
 他人と出会った意味を。
 嫌な他人と無意味に出会ったと思いたくなくて。

6/20/2023, 5:15:49 AM

 相合傘をしてる二人が前を歩いてる。
 意外と不思議に思った。
 傘が足りないとは思わない。  
 微笑ましく思う。
 きっとどっちかの肩は濡れてるのに。
 
 
 
 

6/19/2023, 9:37:42 AM

 少年は石蹴りをしながら学校から帰ってる。
 いつも、一緒の友達は今日はいない。
 他の友達と帰ってしまった。
 だから今はこの石が友達。 
 大人に見られないように蹴ってる。
 
 あと少しで家に着く。
 だから思いっきり蹴ったら排水溝に落下した。
 少年はやっと着いたと呟いて家に入った。
 

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