夕暮れ時だった

「これからどうする？あんまり時間ないけど」

微かな希望と諦めが映る。


気楽に考えよう。

残り火を楽しみ、来世に思いを馳せながら

四方に座り己を見つめ
司法に則り己を律する

監査人を務め
監査人を付けられる

この狭い部屋の中で
司法と私情、二つが渦巻くこの空間では

君と君と、君と私は
縛り縛られ出られはしない。

溶け合わなければ流れはしない、永遠に。

さようなら、昨日の世界よ

正直に言うと、
文をアウトプットするのって
ボケ〜っとした顔で頭を回転させると
意外と早い

ポタポタと滴る雫に見とれながら、
雨降る小路を歩いてく。

やがて激しくなる雨模様を思いながら、
あの子のことを思い出す。
風の先に待つ暑い日を思いながら、
あの子の瞳を思い出す。

可憐に流れるあの子の髪に、
触れてみたいと思ってしまう。

けれど、今は見つめるだけ。
触ると君は、怒るからね。

「......可愛い髪型だね」
「ケンカ売ってる？」

ひとつふたつと
目を逸らし
彼方を見つめて
恋焦がれ
されど瞳に映るのは
哀しく光るあなたの目
そうだ君はそうだった
針が動いたその時から