Fountain

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3/13/2025, 3:27:51 PM

もたれかかって
壁の隙間から
外側を見てた。

何か見えると思った。
この先の、たくさんの、途方もない、人生のこと

何も無かった。

暗闇だった訳じゃない。

全てが無かった、透明だった。

目に見えるはずのたくさんの星が

見つけることが、出来なかった。

ただ、音のつぶだけが
舞っているだけの、透明だった。


ボクは立ち尽くした。

多分雫が水面に落ちるくらいの時間だったけれど

永遠にみえた。


そしたら突然、

袖を引かれた。

1歩だけ前に出てしまうくらいの力だった。


それに救われた。

ただの1歩、落ちるだけでよかった。

光と音の粒が

花火みたいに過ぎていく。


あとは、僕も、弾けるだけだ。



やってみようと、

そう、

思えた。






「___......い」


「___......おーい、起きな」
「......あぁ、スマン」

「......よし、ちょうどいい時間だな
昼、行こうぜ!」

「そうだな、行くか」




地は廻る。
永遠と思えるほどに________。

2/9/2025, 4:26:42 PM

ただ、過ごしてるんだ

同じ波長を感じながらさ

何かに憧れたんだ

その何かがわからない


あれが欲しいって走っても

ただ憧れて終わった

普通に過ごしててもさ

憧れはずっと続いてるんだ


沢山の街を覗き込んでも

明日のことを考えても

ずっと同じさ

あれしか見えちゃいない


気づいたら追いかけてる

もう届くかも分からない

自信だけを持って

進んでいくんだ

もう居ない彼の背中を目指して

いつか手を取れるようにね

11/17/2024, 3:45:00 PM

冬ってさ

前は苦手だったのよね

寒いし、風邪ひくしさ

けど、最近は好きなんだよね

何でかなって思ったの、

そしたらさ、

君、この前「あったけぇーっ最高ー...」って

言ったじゃん

あったかいって幸せなんだなって

それを感じれる季節が冬だったって

気づいたわけ。

だからさ、

君と手繋いだり、

布団の中で抱きしめ合いながら寝たりさ、

冬、好きだなって

思ったんだ。

ねぇ、あのさ

ありがとね、いつも

隣にいてくれて、

幸せ者だな、わたし

10/8/2024, 3:15:56 PM

風が入る部屋でさ

掃除してたりしてさ

ちょっと一息つくとさ

タイミングよく風が吹いてさ

あぁ、いい休日だなって思うんだ

そんで夜にはさ

友達と飲みにいって

楽しく過ごすわけ

いいよね、こういうの

8/26/2024, 10:22:12 AM

いつも書いている日記に

赤ペンで印がつけたあった

それは、昨日のバーベキューのことだった

母さんがつけたのかなって

ほっといたけど

友達の家に泊まったときも

昨日の日記に印がつけてあった

幼い頃のわたしは

大して気にしていなかった

大きくなって

結婚して

子供もできた頃

ふとその日記のことを

思い出した

子にそのことを話すと

「それ、僕の日記と同じじゃん」

と言って、日記を見せてきた

すると同じく印がつけてあった

こんなことをする妖はいただろうか

座敷わらしだといいなと

子供心を呼び起こしながら

そんなことを

思ったのだった。

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