紅色猫

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9/7/2025, 6:18:24 AM

<誰もいない教室>

扉を開ける。
机、椅子、教卓、黒板。

夕日に打たれながらそれらはどこか寂しげに存在している。

椅子は少し乱雑に。
机は所々ズレている。
黒板には大きく「ありがとう」の文字。

理解する。
過去には戻れない。

9/5/2025, 8:56:30 AM

<言い出せなかった「」>

「嫌だ」
「寂しい」
「いかないで」

なんて、言えない。

呪いには、なりたくない。

9/2/2025, 1:12:32 PM

<ページをめくる>

ページをめくる音がする。
君は、僕の好きな本を気難しい表情で必死に読んでいる。
君は不器用だから、時々クシャって本が鳴る。
その度、「あっ」って言って僕の方を見て申し訳なさそうな顔をする。
そんな君を見て僕は心の中で笑う。

そんな、ありふれた、かけがえのない、思い出。

8/30/2025, 6:40:35 AM

<心の中の風景は>

太陽


突風

隕石


暗闇

8/14/2025, 3:30:09 PM

<君が見た景色>

嗚呼。

君の見た景色はどれだけ美しいのだろう。

君の見た景色はどれだけ幸せなものなのだろう。

私は、その景色を見たい。

けれども。

私のいないその景色を、私は恨む。

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