雷兎

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4/15/2024, 9:24:54 AM

神様へ――――

神は全てを見ている。
それ即ち、隠し事等一切出来ぬ。
今、汝が願う事柄も事象も全て神は知っている。
全てを知った上で、我々を見守っている。
神の社である神社において、常日頃感謝の意を持ってお供えをし、神に接する事。
神様へ日頃の感謝の報告と共に、今後も御守り下さいと自分の意思を伝える。

18XX年 7月7日
神様への心得12Pより

4/10/2024, 4:11:15 PM

春爛漫――――

日本は四季がある故、季節の変わり目がきっちりと存在している。
特に冬から春へ季節が変わる頃、人は春の香りを感じるそうだ。
私にはその香りを感じる事が出来ないが、春というものは視覚的にも嗅覚的にも非常に感じやすい季節なのかもしれない。
視覚的、桜が定番だろう。私は世間一般的な桜も好みだが、枝垂桜なんか特に魅力的だと思っている。日本に生まれた以上、沢山の桜が見られる事を喜ぶべきだろう。満開の桜を見てご飯を食べたり、写真を撮ったり匂いを楽しんだり……人それぞれの過ごし方があるだろう。一喜一憂、一年に一度の春という瞬間を春爛漫と共に。

4/9/2024, 9:53:26 AM

これからも、ずっと――――

簡単には信じられない言葉がある。私はその言葉に幾度と騙されてきた。良心を欺かれ、心身共に疲弊しきっている毎日だというのにも関わらず。
最近の若者は……なんて言葉じゃ収まらない範囲がある。人間関係は歳を幾つ重ねたとて、変わらないソレがある。変わらないソレというのは友達関係だとかそんなものだと認識すればいい。
「大人になっても仲良くしたいね」だとか「これからも、ずっと一緒だよ」だとか、軽々しい言葉に踊らされてきた。もう懲り懲りだ。仲良くしたいなら尚更軽い言葉等人に言わない方がいいのではないか?と私は思う。

4/7/2024, 4:51:36 PM

沈む夕日――――

学校帰りの夕暮れ時、いつも決まった場所で一休みするのが日課だ。家と学校の中間に河川敷があり、そこから見る景色はとても美しいものである。浅い川だがしっかりと透き通った水は、夕方になると淡いオレンジになり、空には濃く照らす夕日。体感5分……実際のところは15分程度時間が進んでいるのだが、ゆっくりと沈む夕日を眺めて、今日一日の締めくくりとする。

4/5/2024, 12:40:43 PM

星空の下で――――

夜中に山奥で夜景を見ている男女。傍から見ればカップルと思われてもおかしくない組み合わせだ。
でも僕達は付き合っていない。何処にでも居る在り来りな男女でしかなかった。

ほら、見てよ。
月明かりと満天の星空が広がる夜空。
人工的な光が一切無い世界ってどう?
物珍しそうに食い付いてるね。
現代じゃ中々見られない景色だし、がっついちゃう気持ち分かるよ。

楽しい?喜んでくれて僕も嬉しいよ

――――え?いやいや気の所為だよ。大丈夫、安心して?まだ何も言ってないからさ……あっ、もう答え言っちゃった。ロケーションも完璧だし、折角の機会だから僕から言おうかな。

僕と付き合ってください。


星空の下でキミに恋した僕

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