手紙の行方

陸
海
空

様々な出し方がある

鳩に
ボトルに
人伝に

委ねるのだから
行き着く先は
帰ってくるまでは不明で
書いた事柄と無関係な返信だと意味不明

宛のない手紙の出し方は
先に書いてしまってるけれど

何処かには届く
出した時点で届いてる

手紙の中身も大切だけどさ
手紙を書いて
手紙に書いて
届けようとする事は重要だと考える

畏まらずに
とりあえず書いてから
送り出すのかを決めたらいいのだから

輝き

散ってゆく
止まったみたいに
無かったと思うほどに
あっけなく

瞬く間にあどけなく
輝いている

輝いていたと思いたいのかも

なんでもないんだよ
ただちょっと思い出しただけ

時間よ止まれ

どんな時に思うんだろう？
一回も思った事がない

瞬間は捉えたい
だけど
起こった後にしか出来ないし

このまま時間が止まってしまえばいい
この様な台詞なら
それなりに読んだ事がある

あるにはある
同じ様には思わない
解らなくはないけれど

この時間のまま
ずっと続けていたい

とかね

これまで
これから
そんな狭間は一瞬で
繰り返して既に知っているから
既に知っているからが、間違っている

直ぐには判らない
判らないから続いている

君の声がする

声は届くけれど
声で応えられない
言葉に成らない
言葉が鳴らない
だから、私はただ君の側にいる

君が同じ言葉を声にしても
それはもう違う言葉に成っていて
君を鳴らして
私はその言葉から離れてる

何を聞かれても
何度も捉えて
幾度となく言葉にしては無言でいる

ありがとう

んー？
バレンタインデーではないのね

言葉にするか
態度で示すか
いつまで継続が出来るのか
感謝は感謝であって
交渉する材料ではない

有難いことに
なんとなくで生きている