3/1/2025, 4:39:35 AM
君は覚えているだろうか。
満天の星空の下、笑いながら語り合ったあの日を。
声をあげて泣く君を抱いた、あの日の温もりの事を。
どうか忘れないで欲しい。
遠く離れても私の心は共にある事を。
どうか健やかに生きて欲しい。
君の心が青空のように晴れやかである事を、私はここでずっと願っているから。
テーマ『あの日の温もり』
2/28/2025, 7:00:18 AM
「cute!」
また誰かが君を賛美する。
当たり前だ。
誰よりも純粋で、愛らしくて、人の事を第一に考える。
そんな君が愛らしくない訳がない。
誰もが君を好きになる。
「……でもね」
「私が好きなのは君だけだよ」
そう言って笑う君の笑顔は、やはり最高に可愛かった。
テーマ『cute!』
11/24/2024, 1:46:54 AM
木の葉一つ、はらりと舞った。
夕暮れに染まる街で
今日の思い出を纏いながら
黄金にその身を輝かせ
くるりくるりと
落ちていく。
一つ、また一つと
風に背を押されては
その身を宙に踊らせゆく
その様を誰が憐れと思おうか。
テーマ『落ちていく』
10/20/2024, 7:18:40 AM
はじめに生まれてから今日に至るまで
幾つの出会いと別れがあっただろう。
見知らぬ街の角で
遠い昔愛し合った君とすれ違った。
また先の時代で縁が巡り合うのなら
その時には最期まで隣に居たい。
テーマ『すれ違い』
10/13/2024, 5:16:51 PM
子供のように、無邪気に
笑えたのはいつまでだっただろうか。
子供のように、純粋に
夢を追えたのはいつまでだっただろうか。
いつの間にか大人になって、過ぎゆく日々をただ見送って
その身を繰って、働いて、眠って、働いて。
生きることは、あの頃想像していたより遥かに難しく
目指していた場所はあまりにも遠く。
それでも生きることはやめられず、日々足掻く。
そんな人々に、自分に、どうか多くの幸いを。
テーマ『子供のように』