春凪

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2/3/2026, 12:20:34 PM

きっと

あなたが躓いた道端の小石は 1000年先も残ってる
かたちを変えて 残ってる

あなたがどこかに忘れた傘は 1000年先も残ってる
かたちを変えて 残ってる

あなたが流した悔し涙も 
無くしてしまった 好きだったおもちゃも

「それじゃ、幸せなものは残ってないじゃないか」

そうです 

幸せなものは残らないんです
友達の乾いた笑い声も 気になるあの子と見た花火も

幸せは一瞬の輝きだから
たった一秒だって残らないから

だから 今を大切に。

#春凪詩集 「1000年先も」

2/2/2026, 11:54:06 AM

勿忘草は ちいさな花

きっとどこかに咲いているけど 

詳しくは覚えていない

まるで「気にしないで」って言ってるみたい

でも人間、「忘れないで」って言われると忘れるから

時々見かけるものの方が気になるものだから

やっぱり勿忘草は気にしてほしいのかもしれない





#春凪詩集 「勿忘草」

2/1/2026, 10:55:15 AM

大人だって ブランコに乗ります


ブランコに乗れば 冒険の始まり
地面を蹴って さあ どこまでも


ブランコを漕ぐと 空への旅
わたあめみたいなあの雲まで


空のリズムに 息を合わせて
自然の音に 耳を澄ませて



ふわっ



目を瞑ると こどもの声
無邪気に笑う 昔のわたし


違う


笑っているのは わたし


さあ もうすぐそこに空







#春凪詩集 「ブランコ」

1/31/2026, 1:37:11 PM

やっとここまで来た。

必死に走ってきたような、何もしてないような。
でもとりあえず、ここまでは来た。

私はここを終着点にしようと思う。だから一休み。
でも隣を歩いてきた人は、苦しそうに、息も絶え絶え、歯を食いしばって前に進もうとする。

「もう辞めていいんだよ。そんなに辛い思いをしなくてもいいんだよ。ほらこっちに出口がある。ここで終わっていいんだよ。」

余りにも苦しそうだから僕は思わずそう声を掛けた。
すると隣の人はこっちを見てこう言った。

「でも君、泣いてるじゃないか。僕は最後に笑いたい。だからここでは止まらない。」

強い眼をしていた。僕にはない、希望に満ちた眼。
彼は呻き声をあげて、先へ進んで行った。







やっとここまで来た。

必死に走って来た。自分に出来ること何だってやって来た。とにかく、前へ進んできた。

まだ先はあるらしい。でも、


僕はもう前を向けない。


だからここが、僕の終着点。