9/13/2024, 11:56:40 AM
『夜明け前』
夜明け前の澄んだ空気が、やけに好きだった。
昔は、朝の光が眩しすぎて、それを予感させる夜明けさえ嫌いだったのだけど。
君が隣に立って、私の手を引いてくれるだけで、もう感じなくなったんだ。
ねぇ、君は気づいてるのかな。
明けないと思っていた夜でさえ、君の存在で覆ったんだよ。
9/11/2024, 10:28:01 AM
『カレンダー』
例えば、カレンダーにあった予定が急になくなった日。
例えば、カレンダーに何の予定も書き込んでない日。
君がそんな日に会いたいなって思うが私だったら嬉しいな、なんて予定のない日に君を思い浮かべながら考えた。
9/10/2024, 10:07:08 AM
『喪失感』
母がいなくなった時や、タマが息を引き取った時、父が亡くなった時でさえ、私の喪失感はあなたがいることで軽くなっていた。
なのに。
ねぇ、あなたまでいなくなったら、私はどうすればいいの?
9/9/2024, 10:36:05 AM
『世界に一つだけ』
世界に一つだけ。
私が初恋としてずっと抱え続けていた片想いは、今、あなたの言葉で両想いへと形を変えた。
9/8/2024, 11:16:59 AM
『胸の鼓動』
あなたのそばにいるといつも高鳴っていた胸の鼓動が柔らかく時を刻むように落ち着いたのは、あなたの苗字とお揃いになってから少し経った頃だった。
変わらず隣で微笑むあなたを見つめる。
いつまでも同じような胸の鼓動を刻んでいけますように、なんて願いながら。