『夜明け前』夜明け前の澄んだ空気が、やけに好きだった。昔は、朝の光が眩しすぎて、それを予感させる夜明けさえ嫌いだったのだけど。君が隣に立って、私の手を引いてくれるだけで、もう感じなくなったんだ。ねぇ、君は気づいてるのかな。明けないと思っていた夜でさえ、君の存在で覆ったんだよ。
9/13/2024, 11:56:40 AM