Lilisa

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2/10/2024, 11:34:24 PM

本当に伝えたいこと、伝えておかなければならないことほど、言葉にすることができないね。

好きだよ、ごめんね、ありがとう。

たったこれだけの言葉なのにね。

言えないまま、別れちゃう。
知らないまま、別れちゃう。
誰もが、みんなが別れちゃう。


分かってるんだけどやっぱり言えないから、信じよう。信じていてほしい。
「言葉にしなくても大丈夫、分かってるよ」

2/9/2024, 4:01:05 PM

「自分のお葬式に飾ってもらうなら、何の花がいいだろう?」

菊と百合の花にあふれた空間を後にして黒い服を脱ぎながら、ふと考えた。

とはいえ、自分が死んだ後のことだし、真剣に考えたところで仕方がない。
黒い服をハンガーにつるしおえながら、
「ま、別に何の花だっていいか。菊や百合で文句があるはずもなし」
の結論に至る。

はたして家族なのか自治体の方かは分からないけれど、後始末をしてくれるどなた様かに一任でございます。
花を添えて送り出してくれるだけで、十分すぎるというものよ。


──ああ、でも。

本当は、ほしい花束があるんだ。

私が一番好きな花は、シロツメクサ。
最後の時には、シロツメクサの花束を持たせてほしい。

昔、小さな手が集めて作って渡してくれた、シロツメクサの花束。
もし、あの甘い匂いを胸に抱いて眠ることができたなら、いつどんな形で人生を終えるのだとしても、
「本当に幸せな人生でした」
そう神様に報告できるような気がするから。

2/9/2024, 3:03:52 AM

毎朝、若いお母さんと小さな子供とすれ違う。
子供の手を引いて歩くお母さんはいつもかすかに微笑んでいて、私はなぜかとても安心した、穏やかな気持ちになる。
人はただ生きているだけのことで、身近にある小さな幸せをたいせつに感じているだけのことで、誰かの力になれている。
いつもありがとう、名も知らぬ若いお母さん。